シャトーブランシュ(牝5)
父キングヘイロー(リファール系)
母ブランシェリー
母父トニービン(グレイソヴリン系)



シャトーブランシュの父キングヘイローは試行錯誤し最終的に日本の短距離で成功したが、その父ダンシングブレーヴはアメリカ産ながら欧州を席巻した凱旋門賞勝ち馬。母父トニービンも凱旋門賞勝馬、更に母母父アレッジドに至っては凱旋門賞を連覇したリボー系の雄。シャトーブランシュは欧州の底力が凝縮された1頭なのである。

ただ、欧州の種牡馬がなかなか大成功しないように欧州の血脈が強いと日本の競馬に適応出来ない場合が多い。テイエムオペラオーの様な超一流クラスになると話は別だが、血統の特徴が直に出る条件クラスではサンデーサイレンス系になかなか勝てない。ペースが流れ瞬発力が必要ない、降雨で馬場が悪化しそれを他馬が苦にする、札幌函館競馬場の様な洋芝で走る等、何らかの助けがないと勝ちきれないのが現状である。

だから逆に欧州色が強い血統背景を持つ競争馬がオープンまで上がって来た時点で超一流、一流馬の資格を持っていると私は考えている。それでもその先勝ち負けするには馬場や展開の助けが無いと日本のG1競争で王者サンデーサイレンスには勝てないだろう。それでもいいじゃないか。速い脚がなくてもいいじゃないか。大外からギアを徐々に上げ、ゴール前は他馬を凌駕する力強い末脚。そんなシャトーブランシュに私は1票投じたい。

そんなロマンを語っておきながらなんなんだが、やはりG1で勝ち負けを演じるには何かが足りないシャトーブランシュ。京都では馬券圏内はないが秋華賞(京都2000m)6着、都大路S(京都1800m)4着、パールS(京都1800m)4着とそこまで悪くない。小倉と阪神に良績が集中してるのは小倉はその当時道悪が多く、阪神は坂がプラスに働くからか。マーメイドS(阪神2000m)で初重賞勝利を飾り、ローズS(阪神1800m)で2着した舞台。ローズSは極悪馬場でそれを追い込んで2着した辺り、道悪適性は高いと考えられる。

平坦小倉でも勝てる辺り馬場が悪くなれば、直線に坂があっても無くてもそれなりのパフォーマンスを発揮出来る事が分かる。そして重賞初制覇したマーメイドSは阪神内回りコースだが、レースが全く流れずラスト4Fが11.9-11.5-11.3-11.9秒と外回りコースの様なスローペースの瞬発力勝負。いかにも斬れない配合だが溜めれば33.6秒の末脚でこのスローペースを切り裂く事も出来る。道悪は得意だが良馬場でもそれなりに斬れる。だから瞬発力勝負になりやすい京都外回りコースとは言え臆する事はない。しかも先週の雨が残った馬場に週末の雨予報。いかに軽い芝の京都でもこれだけ雨が降ればタフな馬場になる。まさに道悪得意なシャトーブランシュにぴったり。

後は状態だが、もともと叩き良化型。休み明けの負けは気にしなくてよい。ただ休み明けの府中牝馬S(東京1800m)は13着と字面的には大敗と言えるもの。しかし内を回って直線を向き、残り400mまでは楽に並びかけ突き抜けるかの様な脚色。そこから伸びを欠いたがそこは太目の休み明け。当てにはならないとは言え、陣営は叩いて中身が違うとの事。


休み明けの大敗で人気はがた落ち。人気がないほど好走するキングヘイロー産駒。楽しみしかない。単勝、馬連、3連複、シャトーブランシュの馬券を買って、白いお城を建てるほど大儲けしたいものだ。