1サトノラーゼン
9コスモナインボール
10ミュゼエイリアン
11サトノクラウン
13リアルスティール
14ドゥラメンテ



勝ちきりそうなのはスローペースならサトノラーゼン、ハイペースならドゥラメンテ、雨が降ったらサトノクラウン。リアルスティールはどこ走っても2着、3着。雨orハイペースでドゥラメンテが圧勝するならミュゼエイリアン、コスモナインボールは大知が上手く内に誘導し踏ん張り比べになればといったイメージで予想しました。

ここからは細かく解説。



1サトノラーゼンはディープインパクト×インティカヴ。高速馬場の鬼ディープインパクトにスタミナもたらす母父ロベルト系インティカヴ。インティカヴはマイラーだが女傑スノーフェアリーを輩出した辺り内包するスタミナはある。母母父がカーリアンで母系はスタミナ豊富、非常にバランス良い配合だと言える。

本馬は煮え切らない競馬ばかりしていたが、はなみずき賞で開花。好位から抜ける反応&脚が抜群に速くなり、これならメンバーが手薄な京都新聞杯(京都2200m)は確勝と言えるレベルまで来ていた。平均ラップを刻んだ京都新聞杯を好位からポルトドートウィユを封じ込んだ辺り、皐月賞(中山2000m)等実績上位組との差を詰めて来ていると言える。ここに来て成長力を見せており、レースも上手く脚質に合う内枠をゲット。良くも悪くもイン差しに拘る岩田を鞍上に配し、血統的にも走り的にも勝利に近い存在だと言えるのではないか。敵は雨くらいか。



9コスモナインボールはハイアーゲーム×カリズマティック。ハイアーゲームは綺羅星の如く輝くサンデーサイレンス系の中ではひっそりと北斗七星の近くで光る死兆星wの様な存在。現役時、速いペースをコスモバルクが捲った為に極限の能力&底力比べになったダービー(東京2400m)で大王キングカメハメハ&安藤勝己を追い詰めた能力の持ち主。安藤も後ろにいるハイアーゲームの手応えを察し、わざとキングカメハメハを外に振って邪魔をしたと言うほど。ハイアーゲームは種馬としては一発屋だろう。母父リボー系の影響が大きく日本の芝に必要な瞬発力や一瞬のスピードはあまり持ち合わせてはいないからだ。それだけにダービーまで駒を進められたのは勝ちきる為の持続力と能力をコスモナインボールは持っていると言うことにはならないか。カリズマティックはケンタッキーダービー(チャーチルダウンズD2000m)、プリークネスS(ピムリコD1900m)の二冠を制した。ストームバード系は父としては日本の芝に適応出来てないと言っても過言ではないが、母父として持続力やスピードを補完するといった存在感を放っている。母母父ミスワキも産駒は東京走るし距離伸びても走る。アメリカンな母系だが今の高速馬場の府中には合う。長々と書いたが一言で言えばダービー向きの血脈が詰め込まれた配合だと言いたかったのである。

アイビーS(東京1800m)を先行して勝ってから掲示板にすら載れない本馬。それもそのはずで適距離をまだ使われてない。そう、ここ東京2400mだ。冬の間は調子を落としていたように感じるが前走NHKマイル(東京1600m)では前残りの中、上がり33.9秒の末脚で最後方から8頭を抜いて10着。正直距離の足りないマイル戦でこの走りは自分的には十分。今回は距離伸びて本来の中団より前で持続力を活かす競馬になる。血統的な底力でどこまで踏ん張りきれるか。ドゥラメンテを本命に据えようと考えている方には是非紐に押さえて頂きたい。ドゥラメンテが圧勝するなら持続力勝負のダービーになってるはずなので。



10ミュゼエイリアンはスクリーンヒーロー×エルコンドルパサー。スクリーンヒーローは晩成のロベルト系。急上昇してジャパンCを制した。ロベルト系にしては珍しく中山阪神より東京コースを得意としていた。エルコンドルパサーは競馬をやらない方もニュース等で知っているかも。凱旋門賞(ロンシャン2400m)で2着した名馬。スピードあるキングマンボ系ではあるが母父のサドラーズウェルズの影響が大きいのか、かなりスタミナ寄り。スクリーンヒーローがロベルト系にしては軽く、配合的には丁度いいのかも知れない。

ミュゼエイリアンの持ち味はダラダラとした脚。一瞬の脚は無いがずっと同じ脚を使えるのが魅力。逃げか前で早めに動いて勝負するか、後方待機で展開の利を狙うタイプ。無難に乗る柴山よりは一発狙うタイプの横典とは手が合いそう。馬場が悪化するなら普通に狙っても良いが、ギアが4速しかなく、5速に上げれない本馬にこの高速馬場は厳しい。本馬もコスモナインボール同様の理由でドゥラメンテを本命にする方にはおすすめ。



11サトノクラウンはマルジュ×ロッシーニ。マルジュはノーザンダンサー系ラストタイクーン派閥。マルジュはマイラー、桜花賞を制したマルセリーナの母父でもある。距離は血統的に持つとは言えないが、母父がスタミナあり東京得意そうなミスタープロスペクター系ミスワキ派閥ロッシーニ。高速馬場限定なら2400mをこなせると言えなくもない。

高速馬場限定でこなせると書いたがノーザンダンサー系では今の高速馬場は厳しい。昔は上がりのかかる皐月賞、上がりの速いダービーだったが、今は皐月賞も高速化。共同通信杯(東京1800m)で速い上がりを使った2頭がワンツー。サトノクラウンは位置取りも悪く4コーナーで不利があったがあそこから突き抜けるだけの瞬発力は持ち合わせていないだろう。少頭数、稍重で行われた弥生賞(中山2000m)では速いペースでも好位を取れたのに、皐月賞当日の高速馬場でスピードに着いていけず位置取りが悪くなったのならダービーもそうなる可能性大。雨が降らなければ高速馬場になるだろうし、ごり押しで好位を取り早目抜け出し位しか勝ちきる術はないのでは。それでもサンデーサイレンス系、特にディープインパクトからは勝てない気がする。雨が降れば皐月賞4着のブライトエンブレムを弥生賞で完封した、持ち前の能力を活かせると思うが、2400mでそれを出来るスタミナを有しているのかどうか。それでも馬場悪化した方が好走&勝ちきる可能性は高まると思う。



13リアルスティールはディープインパクト×ストームキャット。ダービー馬キズナと同配合でありダービー配合と言える。キズナは母母父が粘りのダマスカスで本馬はスピードのミスタープロスペクター。こちらの方が軽いのが少し不安。

共同通信杯の時は凄まじいスピードでマイラーだとばかり思っていたが皐月賞でも好位から2着。競馬が上手いのでもっと内枠が欲しかっただろうが。ほぼ完成された有力馬の1頭なので特に言うことはないが雨が降ったら危ない。



14ドゥラメンテはキングカメハメハ×サンデーサイレンス。キングカメハメハは前述の通り大王。NHKマイル→ダービーと連勝するなんておかしい。父キングマンボのポテンシャルの高さが伺い知れる。母父はサンデーサイレンスと言うか母はG1馬アドマイヤグルーヴ。母母は最強馬エアグルーヴ、母母母はオークス馬ダイナカールと言うエリート一家。競馬は血で走るならまさにG1を取るために生まれてきた。

とにかく競馬が下手、気性が荒い。ただそれを跳ね退ける爆発力が売りの馬。その気性が爆発力につながっている。皐月賞も肝が据わったデムーロが内枠でも後方に下げて終始インコース。4コーナーで強引に外に出すと別次元の脚で突き抜けた。強いの一言。ただロス無い競馬をするデムーロが皐月賞で内枠なのに最後方近くまで下げないといけない気性を持ってるのが本馬。普通はあんな競馬では届かないがそれでも届く能力を持ち合わせてるのも本馬。まさに諸刃の剣。今回は外枠でまた後方からになる。前回と違うのは外枠だけに道中内を回る事が難しい事と東京競馬場はとにかく時計が速い。そこを追い込めるかどうか。個人的にはハイペースになれば外でも自然と折り合いがつき圧勝、スローになれば折り合いを欠き脚を余して着外と思っている、正直買いたくない。しかし本命にしやすいタイプではあるが今回は一番人気になる可能性が高く買い方が難しい。そこは馬券人の腕の見せ所ではある。