8枠15番キネオペガサス(牡3)
父コンデュイット(ミルリーフ系)
母父サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)
キネオペガサスはマルカキャンディ(父サンデーサイレンス)の息子。半兄にダービー(東京2400m)3着、ジャパンCダート(阪神1800m)優勝のベルシャザール(父キングカメハメハ)がいる血統。
父コンデュイットはあまり馴染みは無いが、
セントレジャーS(ドンカスター2800m)
KGⅥ&QES(アスコット2400m)
BCターフ(サンタアニタ2400m)連覇
の名馬。ジャパンC(東京2400m)にも出走したが4着。
成績からも分かるようにスタミナ豊富なタイプで、ネヴァーベンド系にサドラーズウェルズを配合した母系に凱旋門賞(ロンシャン2400m)を勝ったダラカニ(父ダルシャーン)を配合。
ミルリーフ系は日本に実績あるが、コンデュイットは日本の芝に対して重い印象を受ける。
しかし日本にはサンデーサイレンスがいる。母父にサンデーサイレンスが入ることで斬れ味を補う事が出来、スタミナや底力に優れたコンデュイットの底上げが期待できる優れた配合。
初戦は東京2000m。無難なスタートを決めたキネオペガサスは鞍上の戸崎に仕掛けられ6番手をキープ。1000m通過が64秒台とかなりスローペースだが、戸崎は押っつけ通し。
直線に入ってもスローペースだったため前との差が詰まらない。残り200m辺りからギアが上がり馬群の狭い所を割って伸びてくるが、外から33.5の斬れ味でクワトロガッツ(父マンハッタンカフェ)が抜け出す。
キネオペガサスも内から馬体を併せて差し返そうとするが、差が詰まらずゴール。
2着ではあったが斬れ味勝負は不得手な血統構成。それでも上がり33.8秒で走れたあたりが能力。ゴール前で勝ち馬に食い下がろうとする根性が目を引いた。
2戦目は中山2000m。コンデュイット産駒の成績が良い中山コース。キネオペガサスにとっても東京よりは走りやすそうな印象。外から先行して6番手。前半1000mが63.8秒のスローペース。4角では外から動き、前を射程圏に入れ直線へ。
ジリジリと伸びて先頭に立った時にインからラインカグラ(父スペシャルウィーク)の強襲。一気に交わされまた2着。
3走目、4走目も好走はするも勝ちきれない。
勝ちきれぬまま冬が過ぎ、春を迎えた5走目(中山2000m)。暖かくなってきたのか、初めて馬体が絞れ-8㎏の522㎏。鞍上は戸崎から蛯名へ。
いつもより素軽くハナに行きそうな勢いで好位につけ追走。前半1000mが62.6秒といつもよりは速いペース。
手応え良く3番手で直線を迎える。ここからいつもは伸びきれず瞬発力負けする本馬が一気の加速。早々に逃げ馬を交わすとグイグイ加速し2着に0.6秒差をつけ大楽勝。
相手弱化、いつもよりは流れたペース、絞れた馬体。色々勝因はあるだろうが、素質はありそうだが勝ちきれないスタミナタイプは一度勝てば一気に波に乗るもの。
昇級戦の山藤賞(中山2000m)でも2番手につけ、直線は逃げ馬を交わすだけの楽な競馬。逃げ馬を0.4秒も突き放し楽勝。
ダービー出走を目指しプリンシバルS(東京2000m)に出走。このレースは本馬にとって試金石と言えた。斬れ味を求められやすい東京コース、斬れ味比べになった共同通信杯2着のベルキャニオン(父ディープインパクト)の参戦。この馬に打ち勝たない限り、ダービー出走は叶わない。
とは言っても正攻法がこの馬の持ち味。いつも通り3番手につける。ツイてる事に前2頭がやりあい前半1000mが60.9の平均ペース。
徐々に位置取りをあげ、直線勝負。残り350mでベルキャニオンが背後から忍び寄るのを視認した鞍上の蛯名は一気に仕掛ける。
ベルキャニオンに馬体を併せての追い比べ。しかし互角に戦えたのは坂の途中まで。一気に交わされ3/4馬身の差をつけられゴール。
斬れ味の差もあるが最後は呆気ないほど楽に交わされた。これがキネオペガサスとベルキャニオンの力差なのだろう。押せ押せのローテーションで体調の問題もあるか。この後ベルキャニオンはダービー8着。
キネオペガサスは恐らく晩成型。父コンデュイットも3才秋までは凡庸な馬だった。人気薄で出走したセントレジャーを早目の競馬で制した。セントレジャーを模して作られたのが菊花賞。
父同様、初のG1制覇がセントレジャー=菊花賞は出来すぎか。しかし競馬にはそういう血のドラマがつきもの。神戸新聞杯で権利を取れれば自分の妄想が現実味を帯びてくる。
神戸新聞杯は阪神2400m。坂のあるコースは良いし、距離は父の影響が大きい本馬は2400m以上のレースがベストだろう。
春の時点では能力が足りなかったが、優秀な母系に成長力あるミルリーフ系コンデュイット。きっとパドックで成長した姿を見せてくれるに違いない。
まず、その前に抽選突破しないと←またこれ
(抽選突破)