起業して1年半。「これまで」と「これから」
ギックリ腰で昨日から落ち込んでいるので、頭の整理もかねてブログを書きます。横浜市立大学在学中に会社を設立してから1年半ほど経過しました。正直なところ「これまで何をしてきたんだろう?」というくらいに、Webサービスは思ったよりも全然、伸びませんでした。しかし、いろいろな方々との出会いにも恵まれ、これまで会社は生きてこられました。ありがとうございます。そこで、先日、新サービス(というか、機能)のリリースを発表したというのもあり、いろいろと区切りが良いので弊社の「これまで」と「これから」を大まかにまとめてみようと思います。これまで「起業家かっこいい、オレもやってみたい」そもそも、「100億円を寄付しちゃう孫正義かっこいい」「受験サプリみたいな大きく儲けられて/教育格差など解決できるサービスやるのが理想かも」「というか、インターネットってだけで最高だな」みたいな感じで「Webサービスを作って、それで生きていきたい」と思い始めました。中学生のころから思い始めて、徐々に気持ちが大きくなっていき、大学4年生で決断したという感じです。そして、僕のやりたいことは根本的には「現代のヒーローになる」ことっぽいことが最近わかりました。詳しく解説すると・現代のヒーローは起業家・だっていちばん人を助けているっぽいからというシンプルな感じです。他の職業を見下すわけでもなく、単純に「僕の好き嫌い」の話です。偉大な起業家になれば、・100億円を被災地に寄付できる・社会問題を解決できる・自分へのお金もたくさんもらえるということで、目指さない理由がよくわからないと。そういう価値観で生きています。とにかく「ベンチャーを立ち上げること」は素晴らしいと。社内ベンチャーだろうがなんだろうが、偉大なことだなと思っています。そんなこんなで、「ワイもベンチャーやるで!」と会社を設立したのが 2017/11/2 です。今日は 2019/5/17 なので、1年半くらいが経過したと。失敗しかなかった1年半ほんとうに、失敗しかしてきませんでした。「失敗」というと、実際にサービスを提供している関係者の方等にもしかしたら失礼かもしれません。ただ、どうしても私の中では失敗です。「いまの100倍の成果は出せているべきだ」と常に、毎日ほんとうに思っています。もっともっと、いまの100倍くらいはユーザー・クライアント・チームに対して価値提供したいと。「何ひとつ成果出せてないじゃないか」そんなことを毎日思って毎日落ち込んで、そして毎日復活しながらキーボードを叩いています。たぶん、創業期のベンチャーのチームは皆そんな感じかも。(↑こんなふうに言うと「俺は大変なんだぞ」ってな感じでちょっと偉そうなんですが、ほんとうにそんなことを常に思っています)失敗についてですが、失敗含め反省点をリストすると・資金調達がだいぶ計画とズレた→資金調達はどこもあんまりスムーズにいってないことを後で知る・立ち上げ時の仮説が圧倒的に甘くて、「あれ?何で?伸びないじゃん!」→自分の仮説を信じすぎず、実験思考を持つべし・お金の使い方が下手くそ。バーンレートへの意識を高めすぎた。適切に投資すべき→バーンレート(会社が死ぬ確率)を下げて、生きるのが大事だというのは合っているが「生きられればいい」わけではなく、最速で成長するのが目的だった。・留学のWebサービスを4ヶ月?もやっちゃった(全然マネタイズできなかった)→マーケットサイズをググればそもそもあんまりお金動くところじゃないというのは分かったはず。(ただ、当時、金額の感覚が全然わからなかった。たとえば「5年で年商1億円を目指せるならよくない?え、ダメなの?」みたいな。)・得意なことだけやればよかった→たとえば雑務やると一般人の10倍以上時間がかかるのですが、やってました。自らの社会不適合っぷりを認めたくなかったのかな。・小さく検証、SEOでも出来たはず→ cocolomo.net というSEO主体のポータルサイトは、「これで万全や!」という感じで10万ページくらいの状態で出したんですが、Googleは新規サイトを10万ページクロールするほど優しくはなかった。1000ページくらいを最初に出して、評価を受けてから徐々に増やしていくというのが理想的っぽい。ここはもっともっと考えていきたい。コンテンツSEOマンでは太刀打ちできない領域とも言えるかも。・実験思考、実験思考、実験思考。→サービスの立ち上げは実験だ。というのを頭の片隅ではなくど真ん中に突っ込んでおこうと最近決意しました。部屋の壁に貼りました。初期の起業家がほぼ必ず陥る、リーンスタートアップ軽視的なものに私もまんまとハマってしまったわけです。もちろんリーンスタートアップ系の本はすべて読んでいるんですが、自分なりの「これくらい実践しよう」ということの「程度」が浅かった。死ぬほど大事でした。検証。検証は面倒くさいもの、と思ってましたが、検証はあとでラクにしてくれるものです。頑固であれ、同時に柔軟でもあれビジネスマン、とくに起業家は頑固である必要もある一方で柔軟である必要もあります。ややこしいですが、すごく大切な、従うべき法則です。が、矛盾しています。・頑固になるべきこと、良い事例→上場するぞ!→諦めないぞ!→大きなサービスつくるぞ!→ユーザーを幸せにするぞ!→悪いことはしないぞ!などの、理念。目指すところ。・柔軟になるべきこと、悪い事例→この機能はユーザーにとって必要だ!→このデザインは最高だ!→ワイのこの仮説が間違っているわけがない!→絶対ニーズあるよ!→この集客チャネルが最強なんや!などの、「顧客が決めること」「試してみないとわからないこと」。↑上記のようなことで私はだいぶ遠回りしてしまったと思っています。先日リリースしたQ&Aサイトも、2週間以内くらいでサクッと作ってしまったものです。フレームワークに頼り切りました。で、これの検証方法が厄介です。どうやって、どのくらいのリソースを割いて検証すべきか。結局、ここはセンスなのかなと思っています。センスが磨かれると、ここの塩梅がうまくできるようになってくる。「センス」と言ってしまうのは思考の放棄とも思われてしまうかもしれません。ただ、サービスを当てるというのは確率的に低いわけですから、「センスなんだから、何度も試さないと意味ないよね」という考えでいるほうが賢いと思います。この、「何度も試す」経験を経て「当てるセンス」が磨かれると思っています。私程度の考える「仮説」は本当にまだまだ価値ないなと。たとえば孫正義が「こんなサービス、ニーズあると思うんだよなあ」という新サービスの仮説を言っていたとしたら、当たる気しません?そういう感じです。ちょっと脱線しました。つまり、私の1年半のすべては、失敗だった。下手くそな実験をしていた。ということに尽きます。これから「最高のサービスを創るために、たくさん実験を」というわけで、これからは「実験しまくります」と。実験しまくることで、ユーザーの方などに最高の価値を提供できるだろうと。まずは、いま運営しているサービスの実験をたくさんやりたいと思っています。SEOやQ&Aサービスは、やればやるほど結果がでる/伸びるサービスと思っているので、これを、以前辞めてしまった留学サービスのように辞めるというのは考えづらい。やっていきます。絶対に辞めません。結果がすべてです。ここに書いてきたプロセスはすべて、言い訳です。