おしゃべり占い師のブ占グ -492ページ目

欧州チャンピオンズリーグ

準々決勝ファーストレグ。マンUとバルサが先勝した。


マンUの対戦相手であったローマは大黒柱のトッティの欠場の影響が大きかった思う。ローマの現在のシステムはゼロトップと呼ばれるが、このシステムはトッティが前線でボールをキープすることで、2列目の選手の飛び出しを促し、相手の裏をかいた多彩な攻撃を仕掛けるものである。つまり、ローマにとってトッティは替えの利かない存在であり、彼が欠場すれば、ローマは普通のチームになってしまうのである。まだ、セカンドレグが残っているが、もしトッティはまた欠くようだと99%とローマの準決勝進出はなくなるだろう。


一方、シャルケと対戦したバルセロナはボージャンの得点で何とか勝利を得たが、現在のチーム状況ではもし仮に準決勝に勝ち上がっても、負けてしまうだろう。現在のバルサは怪我人も多く、監督のライカールトが完全に選手を掌握しきれていないようである。そんなチームがCLで優勝できるほど甘くはないと私は思う。しかしながら、多くの怪我人のおかげで、ボージャンにチャンスが回ってきたというのは、先のことを考えるといいことなのかもしれない。彼は数年後には間違いなくスペイン代表のエースになるといわれている選手であり、そういった若く才能溢れる選手にチャンスが与えられ、プレイする姿を長く見ることができるのはファンとっては非常に喜ばしいことである。今シーズンはバルサにタイトルを期待するのではなく、ボージャンのような若手に注目して残りの試合を観戦するのが一番いい観戦の仕方ではないのかなと思う。