息子の志望校選びで重要な役割を果たしたのは、三歳上の娘でした。娘ももちろん帰国子女ですが、息子のように6年間日本の中高に通っていません。高校に帰国子女入試で入り、日本語でかなり苦労しました。大学で一年間の留学プログラムがある学部を選びました。その留学先がアメリカのリベラルアーツカレッジ(LAC)でした。
息子は、姉のそこでの勉強はもちろん、生活、友人関係を知り、具体的に留学がイメージ出来たのだと思います。迷わず、LACを選んだのも、こうした背景があったからでしょう。身近な人間だからなおさら話がすっと頭に入っても来たのでしょう。
当の娘の留学は、大変だったようです。準備はTOEFL受験のみ。SATを受験していない分、ボキャブラリーも少なく、課題図書を読むのも時間がかかったようです。なんとか、先生に聞いたり、学生の添削サービスを利用したりして、しのぎました。
毎週、スカイプで連絡とっていましたが、元気付けるのが大変でした。
本人は、今では、日本人ばかりで楽なカリキュラムの学校に行くより、自分の成長を感じられたようです。グローバルに友人もたくさんできたみたいです。
息子は、このような姉を見て、心を固めて行きました。
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