絹弦の古琴 -27ページ目

絹弦の古琴

日本で古琴を習ってます

秦家という
京都市有形文化財に
登録されている町家で、
先生の琴会がありました

開催の案内を聞いたのが2月。
これを本当に心待ちにして
過ごしてきた感があります

入り口をくぐって
奥へ進んだ先は
落ち着きのあるたたずまいで
かつ細部に凝ったつくり

床にはサイズがぴたりと合った
藤むしろが敷かれ、
簾の向こうに見える
中庭の緑がとてもきれいでした

途中、このおうちの
秦さんから説明を
いただきました。
築150年の家を
住みながら守ることに
心をくだいておられるとのこと

祇園祭りなどの年中行事に加え
夏の建具の入れ替えなどで
生活にリズムができていく
暮らしだそうです

「いろいろお話は頂戴しますが
家が喜ばないことはしたくない」
となると、家の維持は
ぎりぎりの綱渡りに。しかし
不思議とどこかから救いの手が
差し伸べられる‥‥と

胸に響くお話でした

この日先生は
「漁礁問答」「陽春」を含む
9曲を弾きました

気温はさほど高くなく
琴の音色が
座敷を通り抜ける
風にのって響いていました

青を基調とした素敵なしつらえ
下に敷かれているのは
鍋島段通なのだとか

いつか自分の琴机も
こんな感じにしたいなあ
と思いました