絹弦の古琴 -2ページ目

絹弦の古琴

日本で古琴を習ってます

■簡潔な旋律と均衡対称な曲の姿

曲は八段に分かれ、

第一段、第八段は実質

導入部と締めくくり。

第二段から七段までが曲の主体だ。

この六段は三種類の

異なる材料を重複することによって

成り立つ。

三、四、五、六段はみな

上、下句の問答構造であるために、

精巧かつ綿密、均衡が整った印象を与える。

 

もし曲の第四段、第五段の間に

軸線を引いてみたなら、

曲全体の構造が

不思議な「均衡対称」形式で、

我が国の古い建築芸術や

その他の芸術で親しまれてきた

審美スタイルと一致することが

分かるだろう。

伝統的な琴曲では、

部分や段落に対称構造形式が

よく見受けられるが、

曲全体の構造がこのように

完璧な「均衡対称」形式なのは珍しい。

 

「龍朔操」は比較的大きな独奏曲で、

「神奇秘譜」の唐宋から伝わる

数多くの曲と似ている。

その音楽のパーツは

決して複雑ではない。

旋律は、繰り返しと、

変化する繰り返し、

発展を主な手段として、

段落ごとに異なる素材が

絶妙に浸透し合い、

曲調の似た各段落の始めと終わりが

全体のつながりを深めている。

「有限」かつ「簡単」な作曲手法を用い、

このように美しい旋律を生み出し、

人の心を動かす音楽を作りあげる。

千百年前の唐宋時代、

我々の祖先たちがすでに達していた

芸術性の高さに驚嘆せずにはいられない!

〈成公亮・古琴曲『龍朔操』研究より〉

※つたない語学で訳し

理解しているため、今後改訂する

かもしれません