去年の夏に習い始めた「陽春」
(誠一堂琴譜)。
ようやく仕上げに入りました
十五段の長い曲。
十段ぐらいまで、何を弾いているのか
分からなくなるぐらい苦手でした
曲の骨格が見えづらいというか、
建て増しに継ぐ建て増しで
本館と別館が複雑につながった
旅館の中を歩いているような気分
かなり嫌気がさしている段階で
ちょうど琴会があり、
厭離庵の住職が弾く「陽春」を
聞く機会に恵まれまして
これがとてもよかった
気付けに猪口1杯のお酒を飲んで
臨んだそうです
「陽春」は、1杯の酒を
飲んだかのような境地で
弾くものなのだなあ……と
大きなヒントになりました
さて、今日のオンラインお稽古では
最初から通しでさらいました。
この段階で泛音というハーモニクスの
部分をどう弾くか、突っ込んで
学んでいきます
泛音は、徽の上でしか音が出ないので
制約が大きいはずなのですが、
先生が呉兆基の演奏をもとにした打譜は
美しい音を際立たせるために
複雑な拍子を刻み、
はたまた平板な部分を作り。
個性を存分に発揮する箇所です
この六弦の泛音は
実にきれいな音がします。
ここが出ればいいだろうと
思っていたら、
その前の四弦に愛があった……
という発見。
ここを強調したら
全体がすごく美しくなりました
