カラス追い ハンディ・ロケット花火発射台「シャトル」壱岐Ver. | へそくりくんのブログ

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乳牛の町別海町~和牛の産地長崎県壱岐島~そして再び北海道(THMS)に移った獣医師-阿部紀次のブログです。「へそくりくん」は、小生発案の子牛の臍帯クリップの名称で、副業の屋号。 仮に儲かっても、わずかなヘソクリ程度という自虐も込めておりますanoritsugu4@gmail.com

2016年3月にブログに載せたこの記事を目にされた「某テレビの某企画会社」の方が、『この記事を基にある番組内で劇化して良いか?』との電話をくださいました。『良いですよ』と即答したところ、その後はトントン拍子に進み、オンエアされました。カラスの害にあったのは牛ではなくリンゴに、仕掛け人は農家でも獣医師でもなく、役場の職員に。でも、このシャトルだけは本物でした。

壱岐にはその当時酪農家がいらっしゃらなかったので、中のホルダーを竹にしましたが、もともとサトルさんに教わった時には上の写真のように「ミルカーのライナーゴム」でした。
最近牛がカラスにつつかれて乳房や、後頭部から出血し、我々が縫合止血する場面が増えています。ある農場では3月に入ってから7頭の牛がやられています。
もう一度このシャトルで警戒度を上げてもらいます。
実はもう一ネタあるのですがそれはまたにいたします。




カラス駆除の定番は「打ち上げ花火」ですね。
しかし、花火の発射台には皆さん苦労されているようです。
何かのビンとか、竹とかにただ差し込んでいるだけでは、
狙いがつかないし、仮に狙おうとして手で持ったら火の粉を浴びます。

そこで、
5Lの焼酎ボトルが手近にあれば、こんなのができます!
(もう7年前になりますが、小生が別海町にいた頃、農家の「さとるさん」に教えてもらったもの。ここ壱岐では、ライナーゴムの代わりに竹が応用できるので、より簡単です。)

【作り方】

まず、5Lの焼酎ボトルを、しかるべきお宅に行ってもらってきます。

そして、
底を抜きます。

次に、
外径3cmの竹を、節まで3cm、節から20cmで切ります。


ボトルの底の大穴から竹を入れ、口にしっかりはめ込んだら、
焼酎ボトルのラベルのあたりを大きく切り抜きます(着火口になります)。

もしも竹がぐらつくようなら、ビニルテープを巻いて調整してください。

さあ、「シャトル」と、「新月旅行」と、ライターを持って外に出ましょう。
カラスにやられっぱなしの昨日までに決別するのです!




・火の粉がかからない!
・着火の際、風に影響されない!
・狙いがつく!

★このハンディ・ロケット花火発射台「シャトル」は、NASAの宇宙船と、発案者の「Satoru」さんから命名されております。

★壱岐では、現在、ロケット花火「新月旅行」は、郷ノ浦の賽神社横、江沢トーイにしか売っていません。