とある集まりがあって、私も夫の家族として参加させていただくことになった。
当日、夫から連絡が入り、
「出席する予定だった方が、風邪か花粉症かどっちかわからないんだけど、風邪だった場合、妊婦にうつすと悪いから今回はいらっしゃらないって。」
と。
ああ、申し訳ないな・・・。
昔、国語のテストで、
『主人公がこのような行動をとったのはなぜか。20字以内で答えよ。』
というような問題がよく出ていた。
本文中からその理由と思われる箇所を探すのだが、この場合、「~だから」とか「~なので」という言葉の前に答えがあった。
それに合わせて考えると、今回、その方が会に出席されない理由は
『妊婦にうつすと悪いから』
と、いうことになる。
そうか、私がいるせいで・・・。
私がいなかったら出席できたのかもしれないのに・・・。
ま、しょうがないんじゃない?
と、言われるかもしれないが、もし、その方が本当にその会を楽しみにされていたのに、かかっているかどうかもハッキリしない風邪が妊婦の私に感染してしまうことを懸念して、ガマンしてくださっているとしたら、本当に申し訳ない。
あぁ、そんなら私も最初から欠席にさせて貰えばよかったかな・・・。
なんて、だんだんネガティブになっていく私。
自分のことなら結構楽天的に考えるくせに、他の方が絡んでくると、「気にしすぎ芸人」の本領を発揮してしまう悪い癖。
結局、私は参加させていただいて、楽しい夜を過ごさせていただいたのだけれど、その欠席された方のご家族の顔を見る度に、申し訳ない気持ちになった。
思い返してみると、私も今までこういう言い方をしていたような気がする。
「風邪気味だし、小さい子に移すと悪いから遠慮しておくよ。」
とか。
こうやって、自分は気を使っているということを知らず知らずのうちにアピールして、逆に相手に「気を使わせてしまってゴメンね。」と言わせてしまっていたかもしれない。
自分がこのような立場になるまで、言われた方の気持ちとか全然考えていなかった。
今度からは、
「風邪を引いて具合が悪いから欠席させてもらう。」
とだけ言うようにしよう。
そしたら、きっと相手も、自分が妊婦だから、小さい子がいるから移さないように気を使って遠慮してくれているんだな、と思ってくれるだろう。
世界一空気の読める(と、言われている)日本人なのだから。
独身で、世間の荒波に揉まれていた時には、こんな些細なことを気にはしなかった。
気にする余裕もなかった、というか。
気にしていたら、生きていけなかった。(ちょっと言い過ぎかな・・・。)
妊娠して、夫や家族や、すごく近い人達との間だけで生活している今日この頃、心がデリケートになりすぎている気もするが、この出来事で私も学んだことが色々あった。
自分の心に敏感になることで、日本語の奥深さや妊婦に対する周りの方々のお気遣いの心に改めて気付かされた妊娠32週目。
いよいよ9ヶ月に入った。