期末テスト

 

 期末テスト……そんなもの、もはや過去の話…と思っている方々もいるでしょうが、大学生にとってテストは大事。大学生の体はバイトと交友関係と単位の三つから構成されています。

 

 さてさて、無論の事、単位がもらえるかどうかの瀬戸際、それが学期末テストな訳ですが、大学生の皆さんは、いかがお過ごしですか? 私は元気です。

 そろそろ予約した飛行機の日程も近づき、「ああ、もうすぐドイツへいくんだなぁ」という実感が湧いてきたところです。

 

 もうタイトルを見て今回のテーマは察しているでしょうが、ずばり、期末テストと飛行機の日程がだだ被りしました。

 

 ……やばい(語彙力消滅)。

 

 気づいたときには頭が真っ白になりましたね。往路のチケットだけ取り直そうにも、この円安(対ユーロ)の中、チケット代は安くても諭吉×8を下らず……!

 

 藁にもすがる思い、とはこういう事か! と実感し、まさに一本の藁を掴むように授業担当の教授へメールを送り……

 

 

 

STEP.1こちらの非を前面に押し出す

 

 おやおや、何か変なのが始まったぞ。

 

 旅行中の景色とか美味しい食べ物とかを自慢してやろう共有しよう、と思って始めたこのブログ、今では旅行に必要なものとか準備とかも書いたりしてます。

 そこで今回は! ニッチなニーズであると理解しつつも、『テストと飛行機の日程が被った』という可哀そうな学生へ向けて、あなたが今出来ることをお教えします!

 

 

 それではFirst step ~こちらの非を前面に押し出す~

 

 私も日程が被っていることに気付いたときは、混乱のあまり逆切れ状態?で、

「なんで早めにテストの連絡寄こさないんじゃ、畜生めー!」

 みたいな感じでした。おそらく、そのテンションのままメールを送っていたら、未来は明るくなかったと思います。一旦落ち着きましょう。

 

 よくよくシラバスの訂正版とやらを確認してみると、確かにテストの存在が示唆してある。この場合は10:0でこっちが悪いですね。

 ということで、教授に送るメールの文体も自然とへりくだったものへ。

 

・お世話になっております。

 大人の世界は、この一言で始まるって、糸井重里が言ってた。メールの書き出しに悩んだら、とりあえず付けとくだけでも柔らかく丁寧な印象が出る、便利な言葉である。

 

・厚かましいお願いであると理解していますが、(願望)~

 前日に試験日程をずらして欲しいだとか、レポート課題で代替して欲しいとか、こちらの要望を述べる前に、そのお願いが『厚かましい』ものであることを十分に理解していますよ、と伝えましょう。

 なるべく早めに、この構文を使う事をオススメします。なぜなら、テストを受けられない理由を先に述べてしまうと、なんだか言い訳っぽくなるからです!

 順番は、『自分の望み→理由』です!

 

・私用で大変恐縮ですが、

 実際は全く恐縮していなくても、大変恐縮しておきましょう。この記事をここまで読んでくれている貴方は、おそらく飛行機のチケット関連で悩んでいると思います。出来れば、チケットの日程変更、キャンセルが難しいことも合わせて伝えましょう。

 さらに、チケットの値段が高騰しているという現状も追加し、大学生がポンと出せる金額でないと説明しましょう。

 

・~私の不注意以外の何物でもありません。

 ほんとだよ、まったく(正論パンチ)。

 

 ここで一度、現状の整理をしましょう。要するに「試験があるのは事前に分かったはずなのに、私は愚かにも見逃してしまいましたぁ」と言うのです。そしてそれは、まさしく私の不注意以外の何物でもありません。ここでも自分の非を前面に押し出しましょう。

STEP.2相手の事情も理解せよ

 

・先生や大学にもご都合があるのは十分に理解しています。その上で(願望)~

 Step1は、基本的に自らの非を認める工程でした。ここからは更にその先、相手側へ一歩踏み込みましょう。自分に余裕がない時こそ、相手のことを考えるのが肝要です。弱った時の態度にこそ、人間性が現れますよ。

 生徒一人のために、別日程の試験を設けたり、別方式の評価をしてくれなんて、大学側からして見れば面倒なだけですね。そこで、一体何が「都合」なのか私自身よくわかりませんが、一応「十分に理解しています」アピールしておきましょう。

 

STEP.3最後にもう一度、頭を下げる

 

・このような失礼なお願いをしてしまい~

 丁寧、丁寧、丁寧に、「このお願いが失礼だと理解していますよ~」アピールを繰り返しましょう。これがサブリミナル効果です。きっと、おそらく、いや違うか。

 

・自分の浅慮が招いた結果ですが~

 どんな結果になったとしても、それは自分の責任です。それくらいの気概は見せましょう。

 

・寛大なご配慮をお願いいたします。

 問題は、最後の一文をどうやって締めるか、です。

 今まで散々自分を下げてきたので、最後は逆に相手をヨイショしましょう。

「あぁ、こんな愚かな私を許してくれるなんて、貴方はとても寛大なお方ですね! |ω・`)チラッ」

 ってな感じです。

 

 

 

 盤外戦術 編

 上記のテクニックのおかげか、なんとか「ご丁寧にどうも」みたいな感じのメールをゲットすることに成功!

 てな訳で、明日は試験受けてきます! 別日受験で!

 

 最後に盤外戦術ですが、それは手土産を持って行くことです。

 知り合いのツテを借りて、教授の元へ実際に会いに行くことに。その際、地元のお土産を渡しました。500¥くらいの。もうちょうい高くてもよかったかもなぁ。