先月に引き続き、今月も取引先各位へお知らせ。


ウッドショックという言葉も出始めてきました。

取引先の動きを見ていると、昨年よりも新築住宅建築の物件数は全体的に伸びてきそうな気配がありますが、住宅の骨格を成す木材そのものがない状況は悪化をたどっています。

当社も含め、住宅に関わる木材業を営んでいる者にとっては、仕事はあるのに売るものがないという状態です。

「高くなってもいいから、まずは物を確保してほしい」という声も取引先から出始めるようにもなってきました(それでも手に入らないというのが現状ですが...)

夏から秋にかけての価格が仕入先から徐々に聞こえてくるようになり、今現在から20-30%の値上がりの可能性が高くなってきています。そこがピークとなるのか、年内いっぱい続くのか、先がまったく読めない状況です。

一方的に不安を煽るわけではないですが、取引先が見込んでいる利益分を木材が食ってしまう形になってきています。例えば、新築住宅にかかる木材が従来であれば200万円だとすると、現状では同じ内容で300万円になる。そんなイメージです。

物件のお見積もりのほかに、取引先の社長や実務トップの方からも見通しについてお問い合わせをいただくことが増えてきました。

「大工が下地材はホワイトウッドじゃなければ嫌だと言っている」という声などもチラホラ聞こえてきますが、これまでの仕様そのままというわけにはいかない状況です。ご理解、ご協力をお願いします。