ようやく雪が雨に変わり、タイヤ交換に踏ん切りがつきそうな息子です。
道路に雪は残ってないので一安心( ´∀`)
さて、ウチと取引をさせてもらっているところに出している野縁は大体が赤松か杉の乾燥材です。その中であるところが『これから野縁は杉のLVL材を考えている』とのこと。
ふむ。
確かにLVL材は強度や寸法の安定性に優れています。施工を重視すれば当然の流れか。これまでウチの赤松KDは、等級でいうところの「特1等」とその上をいく「A」を取り扱っています。取引先の価格や品質の求めに応じて、等級を変えて納品しています。
ですが、木材も生き物だし、柱以外の部材で芯が入る材料もあります。芯持ち材は知っての通り、乾燥していくと「ねじれ・反り・割れ」が出やすいのが欠点となります。安定した品質、寸法(芯去り材)で大量に納品するとなると、木材の選別に膨大な手間がかかります(たとえば梱包されている木材をバラし、芯持ち材をはじいて、芯去り材で梱包し直すとか)。熟練された大工さんであれば、芯持ち材の多少の反りや曲がりがあっても問題なく対応できますが。
そこで、人の手を加えた集成材や積層材、LVL材を用いることで、安定した品質、寸法の木材を使用できることになり、木材の選別という手間がなくなります。その分、価格は上がりますけどね。。。
ちなみに「LVL材」とは、丸太から薄く剥いた板(単板)の繊維(木目)方向を揃えて接着したものです。余談ですが、その板(単板)を繊維(木目)方向が交わるように縦・横十文字に接着させて、面にしたものが一般的な「合板」です(※LVL合板というのも存在します)。
今回のケースで赤松からLVLへ材料を移行すると仮定すると…
価格は寸法規格が小さくなるので下がる。寸法が安定するので(反りが少なくなる)、施工性は上がる。音の吸収性が若干下がる。水分の吸収、放出力が下がる(接着剤が邪魔。無垢だと室内湿度を一定にしようと頑張ってくれる。)。環境面では…接着剤に石油を使用するので、接着剤製造にエネルギーを使用してしまう。廃材利用になったときに接着剤がネックとなる。
と細かいことまで書いてしまいましたが、こんな感じでしょう。
弊社ではLVL材を製造することはできませんが、調達することはできます。嫌味でも皮肉でもないんですが、個人的にはやっぱり無垢材が一番好きですね( ´∀`)柱も梁も。