
エンディングが20年余りの別離の後の再会、よかったーという終わり方、これも満足でした。
音楽がまたよかった。木立の多い郊外の家、その中に続く道をゆっくり走る車、ギターの演奏がかぶさる、調べてみました、ソルのギター練習曲。
ケイト、ウィンスレット、この人は「タイタノック」の頃より今の方がずっと好きです。「愛を読む人」でもそうでしたが、内面の葛藤がにじみ出たような味のある顔になってきました。
まあ、ケチをつけようと思えば、男は指名手配されている脱獄犯、なのに、平気で外に出て家の修理をしたり、子供に野球を教えたりする、大丈夫なの?つかまってしまうよと気になりました。
またこのシングルマザーは生活費をどうしているのだろう・・・そんなことも考えました。
この映画を見ていて戦前に作られた古い映画「大いなる幻影」を思い出していました。第一次大戦の時のドイツの捕虜収容所が舞台の反戦映画、映画の最後の方、フランス兵二人が脱走してスイス国境を目指します。二人は山奥で小さい女の子と二人で暮らすドイツ人の戦争未亡人に助けられます。
しばらく滞在するうちに、フランス兵の一人と未亡人の間に恋が芽生える、別れの日、男はフランス語で女はドイツ語であふれる思いを語ります。戦争が終わってもし生きていたら必ず戻ってくる・・・、話はどれだけ通じたかわかりませんが、男はそういって出ていきます。
フランス兵二人は無事に国境を越えてスイス領に入って映画は終わり。再会があったかどうかは分かりません。