
「結婚生活31年目を迎えたソームズ夫妻だったが、妻のケイは二人でともに過ごす時間が無くなっていく現状を嘆いていた。その一方で夫のアーノルドは現状に無関心だった。ある日ケイは夫に無断でフェルド医師のカップル向け滞在型集中カウンセリングに申し込む。」
アメリカでは夫婦の愛が冷めたらさっさと離婚するのかと思っていましたので、高いお金を払って夫婦関係の修復を図るのかと少なからず驚きました。
映画の中では夫婦でカウンセリングを受ける場面が何度も出てきます。あからさまな質問に戸惑う二人、また具体的な指図にはそんなことは出来ないとか言い出し、見ている方はどうもつまらなくて退屈でした。
すったもんだの挙句、何とか一週間ぐらいで事態は好転したらしい(私にはよくわからなかった)これで解決?まだいろいろ引きずることがありそう、と思いながら見ていました。日本でも都会ならこんなカウンセリングがあるのでしょうか。
日本の場合、結婚して子供が生まれ、しばらくすると家を買うとか子供の教育とか、そんな問題が浮上、夫婦は一対の男女というより共同生活者として問題解決にあたる、そんな関係に移行するように見えるのですが、どうでしょう?それはいいことなのか悪いことなのか。
こんなことを書く私、結婚31年目は一人だったし、子供時代、父親は死んでいたし夫婦のことはよくわかりません。
この映画を見終って、昔読んだ「愛はなぜ終わるのか」という本を思い出しました。その本によると、「生物学的にみると人間の愛は4年で終わるのが自然である。不倫は一夫一婦制につきものであり男も女も性的に多様な相手を求め結婚を繰り返すことは生物学的な人間性に合致している」というようなことが書いてありました。
(何故4年かというと二人の間の子供が一応独り立ちするまでが4年なのだそうで、多様な相手の子供を産んだ方が種の繁栄のためには有利であるということらしい)
どうも夫婦間の愛情は冷めるのが普通であるらしい、カウンセリングなど受けても結局無駄なのかもしれません。それでもそう簡単に別れるわけにもいかないし、その辺の悩みから詩が書かれたり映画や小説が生まれたり。
映画で妻を演じているのがメリル・ストリープ、この人はプラダを着た悪魔だとかマーガレット・サッチャーのような役の方が似合うと思いました。