映画「鑑定士と顔のない依頼人」 | mimiの独り言

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この映画は私の好きなトルナトーレ監督の作品ということで期待して見たのですが、ミステリー苦手の私にはよくわからない部分が多すぎてWikiや他の人のレビューを読んでもまだはっきりしない部分がありました。

主人公の鑑定士ヴァージルは有能な鑑定士なのですが画家のビリーと組んでオークションを操作し不正な価格で絵を入手する時もあるらしい。
そのビリーはかつてヴァージルから才能がないと切り捨てられて画家になることを諦めた過去がありヴァージルを恨んでいました。

映画はそのビリーが知人たちを味方にしてヴァージルに復讐するという話だと思います。謎やらおちで納得がいかない点もあり、後味の悪い映画だったのですが、私が常々思い描く芸術家像とビリーの生き方で感じるものがありました。

私が勝手に思い浮かべる芸術家とは自負心の強い人たち、自分の作品に自信を持っている人たち、(まあ劣等感と優越感は表裏一体みたいなものだから劣等感ももちろんあるでしょうが)自分の作品が高い評価を得られないのは周囲の人の目が節穴だからだと思える人、ですから才能がないといわれたら作品で勝負しようとする人・・・なのですが。間違っても復讐など思いつかない。

という点でビリーは芸術家の資格なしと私は思ったのでした。映画の出来不出来とは関係ないけれど。

以下はあとで書き加えたものです。

鑑定士役のジェフリー・ラッシュの出ている映画は割合見てきた方です。「英国王のスピーチ」はもちろんですが印象に残ったのが「シャイン」、「クイルズ」の二つ。これらは芸術と心中する人の話と受け取れましたので。「シャイン」の主人公は実在の天才ピアニスト、「クイルズ」の主人公はマルキ・ド・サド、こういう役が向いているのかなとも思いました。