
主として祝儀、交際費などの身分費用がかさんで借財が大きくなった猪山家が借金整理のため家財道具を売り払い、収入、支出を記載する入払帳をつけるようにした、そういうおはなしです。
初め主人公の昼食はちゃんとしたお弁当箱に入っていたのが、後半は竹の子の皮におにぎりという質素なものになります。おかず代の節約か弁当箱まで売り払ったか。
この映画を見ていて、しきりに思ったには日本の財政事情。一下級武士の家計と日本の財政事情を比較してもどうにもならないけれど、日本の財政ももっと思い切ったことをしなくては、どうにもならないのじゃないかと思うのでした。
主人公の息子はやはり計算が得意、明治維新後は新政府の財政にかかわる仕事をします。武士の大半が失業した維新でも事務処理と計算の特技を生かし仕事をしました。いつの時代も読み書き算盤は大事なのだという思いを深くして映画を見ました。
特にクライマックスはないのですが、面白く見ることが出来ました。