
出来すぎた姉とだめな弟の取り合わせ、この映画を見ていて「寅さん」を思いました。
寅さんは不出来な兄と健気な妹の取り合わせ。
この映画の批評をネットで見ると、なかなか評判のいい映画です。でも私は前評判ほどいいとは思えませんでした。
私は元々寅さんをそれ程好きではありませんでした。ですから寅さんシリーズも全部で5本ぐらいしか見ていません。人間関係のあたたかさが伝わってくる映画で嫌いではないけれど、あんな人が自分の身近にいたらたまらないなと思います。私は冷たい人間なのかも知れません。
この作品の弟は憎めないという修飾語がつく人なのでしょう。憎めない人、でも好きにもなれない人です。
山田洋次監督の作品はどうも時代劇の方が私は好きです。
この映画は監督が市川崑で原作が幸田文の「おとうと」へのオマージュとして作られたそうで、そちらの「おとうと」も見たいと思いました。
女主人公を演じたのが吉永小百合、考えてみると私は吉永小百合の映画をあまりみていません。
よく知らないで言うべきではないですが、この人の演じる役は清純、才色兼備、割合綺麗な役が多いように思います、もう少し汚れた役をやったらどんな感じになるでしょう。役の幅を広げた作品も見たいものです。