
ただこの歌曲集は「冬の・・」という名だけあって夏に聴いてもピンときません。今ごろから1月頃に聴く曲だと思います。
この歌曲集はとにかく暗いです。
最後の辻音楽師の一節。
氷の上をはだしの足で
ふらふら行ったり来たりする
しかし彼の小さな皿は
いつも空になったままだ
誰も彼の音楽を聞こうとしない
誰も彼に目を向けない
そして犬どもが
この老人をかこんで唸る
聴いていて涙が出ます。それでも今頃の季節、この歌曲集を聴きたくなります。
このCDで歌っているのはディートリッヒ・フイッシャー・ディースカウ、伴奏は
イェルク・デムス、1965年の録音をCD化したものです。