20代で寡婦になった私の母は戦時中から図書館に勤めていました。
戦後海外映画が上映されるようになった頃、母は読み古された「キネマ旬報」を借りてきてくれ、中高生だった私はそれを楽しみに待ち受けて読みました。
そこに取り上げられた映画は学校が勝手に映画を見る事を禁じていた、お金が無かった、などの理由で殆ど見ませんでしたが、今でも記憶しているのはいくつかあります。
そのうちの一つ「美女ありき」を先日レンタルショップで見つけて借りました。
これは1940年の映画、主演はローレンス・オリヴィエ、ヴィヴィアン・リーです。
内容はイギリス艦隊の提督ネルソンとレディー・ハミルトンの恋物語、「この場面、雑誌の写真にあった」と懐かしく見ましたが、起伏に乏しいストーリーであまり面白くありませんでした。
ただこの映画の主演女優ヴィヴィアン・リーは今でも私の一番好きな女優です。彼女の美しさには気品がありました。
ヴィヴィアン・リーといえば「風と共に去りぬ」ですが他の主な主演映画「哀愁」「アンナ・カレニナ」「シーザーとクレオパトラ」「欲望という名の電車」なども殆どビデオやDVDで見ました。
何故か彼女の主演映画は私の見た限りではハッピーエンドがありませんでした。実生活も最後は誰にも看取られず亡くなったように記憶しています。佳人薄命ということでしょうか。
ともあれ最近は古い映画のDVDが売り出され、昔雑誌で見た映画を見る事が出来、大変嬉しいです。