以前「8月のクリスマス」という映画について書きましたが、今日はそのオリジナル版の韓国映画「八月のクリスマス」について書きます。
ストーリーは http://blogs.yahoo.co.jp/mimi19361936/39934220.html に書いたのと大体同じです。
オリジナルを見ると日本版「8月のクリスマス」が実に忠実なリメイクであることに驚きます。例えば兄妹で西瓜の種を飛ばしっこしたり、妹夫婦も交えての夕食の後、全員で写真を撮る場面の会話など、他にも細部がそっくりなところがいくつかあります。
違う所は日本版の方は主人公が書いた手紙は彼の死後投函されて彼女のもとに届くのですが、韓国版の方は投函されません。したがって女は男が死んだこと、男の気持ちなどを知らないまま映画は終わりになります。これは物足りない気もしますが、一方で儚い人間関係の余韻が胸に迫るのを感じます。
自分自身を振り返れば相手の心を測れないままなんとなく離れ離れになった、いわば未完の人間関係も過去にはあったように思います。ひとの出会いはその程度に不確実で儚いもの。
もう一箇所日本版と違ったのは、小康を得て一時退院した男が女に会いに行く場面、会わずに帰るのは両作とも同じですが、韓国版の方は戸外で働く女を建物の中から見ている男がふとガラス越しに女に触れてみる場面、男の気持ちが痛いほど伝わってくる秀逸な場面でした。
結局、音楽は日本版の方がよかったけれど、その他は韓国版の方がより深く心に響いたような気がしたのでした。