「恋人までの距離」の続編にあたる「ビフォア・サンセット」を見ました。
どうもよくわからないのですが、そこがこの映画の魅力かなとも思えるのです。
小説家として成功したジェシーはセリーヌとの出会いを本にして、その本の宣伝のためパリに来ます。
するとその書店にセリーヌが現れ、二人は帰国する飛行機が出るまでの80分あまりを二人で過ごすことにします。
前作同様喋り通しの80分です。始めは環境問題などの話しをしていますが、時間が迫るに連れてお互いの気持ちの話しになって行きます。
男は9年の間に結婚し子供が一人いて、女は付き合っている人はいるけれど結婚していなくて子供はいません。
男は結婚生活が幸せでないような話をします。でも女が「その話は作り話でしょう」と言うと実はそうだと言うのですが、男の話が作り話なのか、作り話めかした真実なのか、話だけなのでわかりません。
どうも完全な嘘とも思えません。
男は女の部屋にあがってお茶を飲み、音楽を聴きながらなおも話し続けて映画は終わり。男は予定通り帰国したのか? もしかしたら? これはわからないままです。
見る人が幾通りにも考えられる映画、そこが面白いといえそうです。私はやっぱり帰国したのではないかと思っています。
主演の二人は前作から本当に9年経っています。イーサン・ホークは前の映画より魅力的になったように思いました。前の映画も初々しくてよかったけれど・・・。男は年をとって魅力を増す人が結構いるように思います。女が年取って魅力を増すことはあまりない。歳月は何故か男にばかり味方する。(これ私の持論です)
どちらの映画が好きかといえば、前の方が好きです。でもこちらも魅力的。若気の至りの暴走なんてことはもう出来ない、抑制しながらも引かれあう、その気持ちの切なさがよく出ています。