ひさびさのブログです。
これまで毎日仕事が忙しく、栄養ドリンクを片手に奮闘していました。
今となっては懐かしい日々です。
家族の都合と、自宅教室開業の準備のため、
今年の2月末で福岡市内の勤め先を退職し、
「さあがんばるぞ!」という矢先、
コロナの影響で一旦すべてがストップ。
ただ、リフォーム工事前だったのでそのまま自宅に住むことができています。
新型コロナウイルスの感染防止に関連して、
私がすんでいる福岡県で、先月こんな話がありました。
福岡県八女市には、
国指定天然記念物「黒木の大藤」
藤の名所があります。
この藤は、樹齢600年越えの大樹で、
初夏にみごとな花を咲かせますが、
地元の人達は、花の咲かない季節も、
大切に世話をし、守っている藤ノ木です。
ちょうどGWの次期に見ごろを迎えるのですが、
すでに見物客、他県ナンバーの車も多く押し寄せ、
自粛をお願いしても防げない群衆・・・
連日人が密集する事態となっています。
地元には高齢の方も多く、
また、見物の方がそれぞれ自宅地域に戻って
コロナ感染が広まることを考えると・・・
そのため、感染拡大を防ぐことを最優先に考えた地元の人達は、
苦渋の決断で、藤の花をすべて刈り取られたそうです。
ですが、この苦渋の決断が地元の人をさらに苦しめています。
ワイドショーのコメンテーターとして出ている教育評論家の尾木直樹氏が
切り落とした黒木の人達に対して抗議の言葉をおっしゃっています。
以下、尾木氏のコメント
「天然記念物の藤の花 切り落とし地上が紫色に染まっている風景にゾッしました ニュースは知っていましたが いくらなんでも本気で実行するとは思わなかったからです」「だいたい藤の花に何の罪があるというのでしょうか!問題は密になるから見学に来ないようにすることのはず、問題は人間側にあることは言うまでもありません だから押し寄せる人々を制止する知恵で解決するはずです」
私は「なんてことをいうんだろう・・」と思いました。
もともと藤の花はGWが終わったあと、
藤の木の負担を減らすため、花はすべて切り落とすそうです。
植物を育てている人なら納得の処置です。
それに「押し寄せる人々を制止する知恵」ってなんでしょう。
やるだけのことをやっても制止できないからこそ、
地元の方は涙をのんで、感染拡大を最優先にしてくださったのです。
同じ福岡県に住む者として、黒木の方には感謝しかありません。
黒木の方々にお礼を申し上げたい気持ちです。ありがとうございました。
私も自分にできる感染防止につとめ、
終息することを祈ります。
今はできないことより、できることを見つけて頑張りましょう。