京都の国分寺?その3 | *PARALLEL WORLD*Ver.2.1

京都の国分寺?その3

PCをハイスペックに改造して頂きました(彼氏様 感謝!)ので
暫くお休みをしておりました。

先日の続きです。

丹波国分寺跡から北上すると【出雲大神宮】
にあたります

【出雲大神宮】
丹波国一宮
社伝によると建立が 和銅2年(709年)
主祭神は 大国主命と三穂津姫尊


通称「元出雲」(社伝によると「丹波国 風土記」に
「元明天皇和銅年中、大国主命御一柱のみを
島根の杵築の地に遷す」
と記されているらしい)

出雲大社(島根県)は明治時代まで
「杵築大社」と称していたし
出雲の勢力地であったので
大国主が元々主祭神であったかなかったは
わからないけど「元出雲」には相違ない
『出雲風土記』には大国主の名前は出てこないので
むしろこの地が本拠地だったのかも

三穂津姫尊は
高皇産霊神(造化三神のうちの1人)の娘で
大国主あるいは 大物主の后 となっている

『日本書紀』によると
大己貴神(大国主)が国譲りを決め
幽界に隠れた後、高皇産霊尊が
大物主神(大国主の奇魂・和魂)
に対し「もしお前が国津神を妻とするなら
まだお前は心を許していないのだろう。
私の娘の三穂津姫を妻とし、八十万神を率いて永遠に
皇孫のためにお護りせよ」と詔した。

大国主の死後 后になってるのだから実際の妻というより
後の「斎宮」の様な役割だったのでしょう

しかし元々出雲大神宮が建てられる以前から
御神体山の御蔭山(国常立尊の終焉の地)を
三穂津姫が奉じていたらしい

国常立尊は神代七代の一番最初に現れた神
国土形成の根源神 国土の守護神として信仰されている

また、天香久山山頂に鎮座する国常立神社には
深さ1メートルぐらいの壺が埋められており
「雨の竜王」と呼ばれ高龗神と共に祀られている
(龗は龍の古語)

三穂津姫という名前からも察するように
竜神を奉じ稲穂を水田に植え醸酒する神女
というが元々の役割だったのだろう

国常立+大国主+大物主 & 三穂津姫

それが どのように習合してしまったのか?

それは 出雲大神宮の摂社にある
「崇神天皇社」に鍵がありそうだ

次へつづく♪