通院歴まもなく丸6年
病院にある、がんサロン。
その相談員の方が
勤続42年できょう退職を迎える。
感謝とともに
長い間、たくさんの患者さんを
支え続けてこられたことに
心の底の底から敬意を表します
初めてがんサロンを訪れたのは
治療をまだ始めていない頃
からだが動くうちに
ウィッグのことを聞いておこうと
勇んで立ち寄った
その時いらっしゃった相談員の方は
今は退職されたようだが
(詳しくは教えてもらえていません)
わりとストレートな物言いで
おもってたんとちがう
とは思ったが
全く嫌ではなかった
むしろ、変に気を遣われるより
1歩も2歩も先を行く考え方を
その時点で
スパッと
ズバッと
浴びたことは
めそめそする隙を与えられず
私にとっては良かった気がする
そして、今。
再発後に選択した治験
ひどい副作用で
治療を1クールもできず中断し
宙ぶらりんになった治療
そして宙ぶらりんな気持ちを
今の相談員の方が救ってくれました
「子育てして、家事もして、
畑もして、おうちで仕事もしてて、
それ以上何がしたいの?
じゅうぶんがんばっているじゃない」
心のなかでは号泣だった
そうか、私はがんばっているんだ
自分で自分を認めていなかったのだ
そして
生きていること
まわりにあるもの
すべて満たされている
と、気づいた
だから、今。今の私がいる。
一言で救われる
それを学んだ。
あの頃よりは
ずいぶん強くなったなあ
オバチャンになっただけかなー
はい、次いってみよー!
晴れの門出にふさわしい、青空