1939年第2次大戦中、ポーランドはドイツとソ連軍に分割占領される。
あるとき「カティンの森」近くでポーランドの将校たち1万数千人の大量虐殺が発見された。ドイツ軍はソ連軍の犯行であることを大々的に報じた。しかし、ソ連軍はドイツ軍の仕業であると映像を公開し反論。
真実は虐殺された1将校の克明な日誌が遺族に奇跡的に渡り、知ることになる。しかし、この悲劇を語ることはポーランドでは50年にわたりタブーとされてきた。遺族や関係者が真実を語ろうとすると反逆者として収容されてしまう。
この事実を認めたのはなんと50年後1990年。ソ連が事実を認め謝罪。
アンジェイ・ワンダ監督はこの大量虐殺で父を失っている。
監督の魂が込められた重い・重い映画であった。
昨年末、岩波ホールで鑑賞。言葉にならなかった。
今の社会にあってもマスコミ関係者は真実の報道を、真実の声を、公平に発信しなければいけないと痛切に思う。そして私たちは真実を言葉にし、語る勇気を。