『男気』 | 極真 abehiroのブログ

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秋田で極真空手の分支部長をしております。
道場は小さな建物たけど、夢はでっっっかく ^^!

『この道(空手道)を歩き、真を極める』を目標に
道場の仲間たちと極真空手道の道を歩んでおります。



4月16日放送のボクシングは、非常に面白かったですね!


注目は

ロンドン五輪「金」の村田選手と

「怪物」と呼ばれる井上選手でしょう。


しかし


私の記憶に残った選手は

佐野選手です。


日本ライトフライ級1位の佐野選手が

同6位プロデビュー3戦目で若干二十歳の

井上選手の挑戦を受ける。


プロの世界では、敗北は墜落を意味する。


佐野選手は

「31歳となり、この先何戦できるかわからない。

噛ませ犬にはならない、勝利を目指す」と発す。


今の状況に甘んじず、最強を目指す。

男ですね~。

ロマンです!


佐野VS井上戦には見所が沢山ありました。


井上選手は中盤に右拳を痛めてしまい

左拳だけで戦う。


私がいつも

左の突き・左の蹴りにこだわるのは

(サウスポーの人は右の突き・右の蹴り)

この試合を見ての通りです。


しかしながら

いくら叩かれても

ポーカーフェースで歯を食いしばり、絶対に倒れない佐野選手。


勝負には負けてしまいましたが「素晴らしい勇者」でした。





ところで


私が見たボクシングのベストバウトは


やはり

畑山VS坂本ですね。


両者に


『男気』


を見ました。


2000年10月に行われたWBAライト級タイトルマッチ。


放映はTBSでしたので

秋田県に居れば見られませんでしたが

運よく福島県出張でした~。


何気に着けたチャンネルでしたが

私の中では


ボクシング史上最高の試合でした。






畑山は天才ファイター


  スピード・パワー・間合い・正確性、そのすべてを手に入れている。

  また

  対戦相手によって、自在なシフトチェンジを可能とする畑山の戦いは

  まさに

  努力する天才ファイターであろう。






坂本は愚直なファイター


  ボクシングの世界でも、硬軟自在に使い分けなければ

  勝つことが難しい時代において

  足を止めての真向勝負の殴り合い。

  坂本の戦い方は、まさに愚直なファイターである。

  「肉を切らせて骨を断つ」

  唯一無比の坂本のパンチ力は

  骨をも粉砕する脅威の威力。

  それは

  坂本が「誰にも負けない努力」から得たも。

  飾らない無口な坂本には

  独特のオーラが輝いていた。






坂本の生い立ち


  幼少期の物心が着く前に両親が離婚。

  ともない、遠い親戚に預けられた坂本とその弟。

  ろくな食事を与えられず

  川でザリガニや雷魚を捕まえては

  弟と分け合って食べたという。

  

  「当たり前の幸せ」


  それが無い幼少時代を過ごす。


  普通に食べられるように

  普通に暮らせるようになったのは

  孤児院に預けられた時からだったという。

  

  安堵の暮らしを手に入れ

  孤児院の食堂のテレビで見たボクシングの試合。

  「輝いて」見えたという。

  いつしか坂本は

  体一つで夢を追いかける決意をし

  孤児院を出ると

  ボクシングジムの門を叩く。


  ボクサーとして食っていけるのは世界王者くらいといわれている。

  日本タイトルを取ったくらいでは、人並みの暮らしはできないといわれる。

  元東洋太平洋ライト級王者ではあるものの

  収入は少ない坂本。

  そんな僅かな収入の一部を

  坂本は孤児院に送金し続けていた。

  

  畑山とのタイトルマッチが決まり

  初めて手にした高額のファイトマネー。


  しかし

  その殆どを

  坂本は孤児院に寄付したといわれる。

  

  自分を救ってくれた施設への恩返し並び感謝の気持ちと

  そこで暮らす自分と同じような


  「当たり前の幸せ」


  それが無い子供たちに

  夢と希望を与えるためと言って。


  試合前

  施設で暮らす子供たちが「手作りのベルト」をプレゼントしてくれた。

  坂本は

  「本物のチャンピオンベルト」を持ち帰ると

  子供たちに約束してリングに向かった。



  〝眼疾と椎間板ヘルニア〟を隠し



  満を持してリングに立った。






ゴング


  本来

  フットワークを屈指するのが、畑山の戦い方であり

  勝つためには当たり前の戦略である。

  しかし畑山は

  1Rから足を止めて真向勝負の殴り合いに挑んだ。


  一発の威力で言えば圧倒的に坂本が有利であり

  畑山には有り得ない戦略である。


  畑山陣営は「足をつかえ・足をつかえ」と怒鳴る。

  

  しかし畑山は

  「うるせえ~」と怒鳴り返したという。


  畑山は戦略勝ちを拒否した。

   


  〝プライドとプライド〟の激突



  壮絶且つ過酷な

  「倒すか倒されるか」の殴り合いに挑んだ畑山・・・


  畑山は〝本物の男〟であることを証明した。



  両者ともに

  叩かれても叩かれても前に出る姿には


  


  〝感動〟




  と言う言葉以外は浮かんでこなかった。



  



  勝負の世界は「非情」である。


  戦略勝ちを拒否し、相手が圧倒的に有利な戦いに


  自ら挑んだ畑山が勝者となり


  満身創痍の坂本は、自分の「意志」と「体」がひとつにならず


  10R開始早々に

  

  畑山のフックを受けてしまった坂本は

  

  静かに

  

  マットに体を預けてしまった。






後日談


  試合後、坂本が孤児院に訪れた。

  

  坂本を応援していた子供たちは

  畑山を非難する言葉を次々に罵声の如く発したという。


  しかし、坂本は

  畑山選手は、ずるい事も逃げる事も一切せずに

  僕と


  「一生懸命」

  「正々堂々」


  と戦ってくれたんだ。

  

  畑山選手の事を悪い人と思っちゃダメだよ、と

  諭したそうです。









感想


  畑山は

  坂本の生い立ちも現状も

  当然

  知っていたであろう。

  

  坂本を倒すことは

  孤児院の子供たちの夢を壊すことと

  当然

  知っていたであろう。


  

  だからこそ


  〝戦略勝ち〟を拒否し


  ボクサーとして

 

  男として

  

  真向勝負の

  

 〝プライドとプライド〟の


  壮絶な打ち合いをしたと


  私は思う。




  

  畑山の生き方 真の男である。


  坂本の生き方 真の男である。


  http://www.youtube.com/watch?v=hpLyvRYkmRE







まとめ

  勝負の世界には〝夢と冒険のファンタジ―〟があふれている。


  筋書きのない「ドラマ」を演じるのは


  自分自身である。


  




  羽後道場の仲間たちへ


  みんなで  


 〝ドラマ〟を演じましょう。


  『男気』を目指して!


  

  女子部も

 

  『男気』目指しましょう!


  嫌って言わないでよ(笑)




  感動と言う〝ドラマ〟を目指して


  みんなでともに演じましょう。


  『男気で』 ^^!