安倍秀彦 虎?犬?
こんにちわ
安倍秀彦です。
昨日のドードーに関するブログ、楽しんでもらえたかな?
補足ですが、ドードーは氷河期から生息していて、分類はハト目とされています。
「飛べないハト」なんて言い方もされます。
さて、今日は「フクロオオカミ」について書きます。
フクロオオカミは古代よりオーストラリア本土及びニューギニアに生息しており、、
体長は約1.5~1.8m
体高約60cm
実際はネコ科のトラ、イヌ科のオオカミの仲間でもなく、カンガルーやコアラと同じ有袋類に属する。肉食有袋類では最大の動物でした。
全体が黄褐色で、背中には黒い縞模様があり、トラを思わせるその配色から「タスマニアン・タイガー」とか、鋭い牙をもつオオカミのような風貌から「タスマニアン・ウルフ」などとも呼ばれています。
フクロオオカミは古代よりオーストラリア本土及びニューギニアに生息していましたが、万年前人類が進出してくると、人類やその家畜だったディンゴとの獲物をめぐる競争に敗れ、人類の到達が遅くディンゴの生息しなかったタスマニア島のみに生き残ることになりました。
この状況は、現在絶滅危惧種に指定されているタスマニアデビルも同様です。
性格は用心深く、林や草原に生息し、カンガルーやワラビー、鳥類などを主食とします。
人間の入植と共に彼らはその生息域を追われ、かつ人間の飼育するヒツジを襲うと言う理由で迫害を受けるようになった。1888年政府は懸賞金を付け、1914年までの26年間で2268頭のフクロオオカミを殺した。更に犬の伝染病ジステンパーにより、絶滅の一途を辿った。ようやく1938に政府によってタスマニアにフクロオオカミの保護区が設けられたが、皮肉な事にその2年前の1936年9月にタスマニア島のホバート動物園で飼育されていた最後の一頭が死亡。この時、既にフクロオオカミは絶滅してしまっていた。
実はこのフクロオオカミ、近年でも目撃情報は絶えません。
また、オーストラリア博物館が1866年からアルコール保存しているフクロオオカミの幼獣標本の心臓と肝臓から採取した組織からDNAを抽出する事に成功したことも発表されましたが、あくまでもクローンですから、フクロオオカミと言っていいのか・・・ってところですね。
またまた長くなってしまいました笑
読んでくださってありがとうございます!
安倍秀彦