ある経営者のご相談から、心に残ったお話をシェアさせてください。

 

社員さんがうつ病になった。
真面目で、仕事もできて、信頼も厚い、大切な存在。

そんな社員さんが「通院治療を続けながらも出社しようとする」
その姿に胸を痛めながらも、できるだけ治療に専念し、しっかり休養が取れるようにと、週に数日のパート勤務という形で働きやすい環境を整えた。

 

これは、ある経営者さんからのご相談内容です。

その方は本当に従業員思いの方で、
「優しさ」と「責任」その両方を丁寧に抱きながら、迷いながらも、まっすぐに社員さんのことを考えておられました。

 

「でも、その社員さんは今すぐにでも正社員に戻りたいと思っているようなんです。
僕には何も言わないけど、同僚には“正社員に戻りたい”と話していたそうで…」

「このまま週数日で続けていいのか」
「それとも、少しずつ勤務日数を増やした方がいいのか」

「鬱が回復する前に正社員に戻してもいいのか」
「どうすれば彼を傷つけずに、思いを聞き出せるのか分からない」

「彼に訊いていいのかも分からない」

 

そんなご相談でした。

 

 

ルノルマンカードを使って、社員さんの状態・気持ち・潜在意識・過去・現在・未来・性質・今ご本人が行うと良いことなどを、細かく丁寧にリーディングしていきました。

さらに、オリジナルのカラーカード時期占いでは「回復に必要な期間」も読みました。

ルノルマンカードには、何度も「鳥」のカードが出てきました。
問いかけたのは「どうすることがベストか?」というテーマに対して。

出たのは「鳥(会話)」と「手紙(やりとり)」のカード。
これは、「話し合い」や「丁寧なメッセージのやりとり」を象徴しています。

さらにもう一枚、「棺」のカードも社員さんの現況と課題として明るく見えました。
それは、休養・再生・復活を意味するカード。
つまり「完全な休養をとった方が、未来に繋がる」ことを教えてくれていました。

いまの働き方のままでは回復に相当な時間がかかる、と時期読みカラーカードも言っています。

 

 

もう一度、ご本人とじっくり話し合うことが大切。
もしかすると、社員さんは独断で薬を減らしているのでは、というインスピレーションも働きました。

「病院で“もう治ってきたから薬を減らしたい”と医師に話している姿」が私の頭の中に見えたのです。

そのことをお伝えすると

経営者さんが「…ああ!それ、本人が言ってましたよ!薬が減ったと。僕も喜んだんですが、どうも調子が悪いようで…最近は遅刻する日も出てきて……」と。

 

…んんむ。むむむー。

本当は、こういうことはご本人から相談してもらえるのがいちばん。
でも私は占い師。あくまで主観は置いておいて。

 

「話を聴くこと」と、「薬が効いているかどうかも確認すること」
そして、何よりも「あなたには戻る場所がある」と伝えること。

「うつ病だからといってクビにすることはない」
「復帰できる日が来るまで、私たちはあなたを待つ」
「だから、安心して休んでほしい」

こういう内容を経営者さんの言葉で優しく伝えてあげてほしいとお伝えしました。

 

 

セッションしているうちに

経営者さんから、もうひとつの悩みが出てきました。

社員さんの代わりに入ってもらったパートさんが、
どうも「さぼり癖」があるようで、職場の雰囲気も悪くなってきている、と。
この方をどうすべきかも、迷っていると話してくれました。

(……あまり詳しくは書けませんが)

ルノルマンカードで、さらに深くそのパートさんの気持ちや、経営者さんはどう対応すればいいかなどを読み解いていきました。

 

カードを通じてお話ししていくうちに
経営者さんのなかで「いま何をするべきか」が整理され、答えが少しずつ見えていきました。

セッション中の「あー!そうかそうか、それかー!」という気づきのお声が電話の向こうから私の目の前に飛び出してきました。

確かな声が響きます。

 

 

まずは、うつ病のご本人に
丁寧な言葉で、柔らかく問いかけてみること。
「どうしたい?」と、そっと尋ねること。

そのひと声で、心の奥にしまっていた本音が
少しずつ顔を出してくれるかもしれません。

次に、パートで入ってもらった方にも、しっかりと対話を。
「うつ病の社員さんの代わり」ではなく、
「あなたが必要だから採用したんです」ということを、まっすぐ伝える。

「鳥」のカードが教えてくれた、コミュニケーションの在り方です。

一言では言い尽くせない、心を交わす対話。
ひとりひとりの性質や状況を見て、声をかけていく。

それが、従業員を大切に思う経営者さんだからこそできることです。

 

 

人はときに「良かれと思ってしたこと」が相手を追い詰めてしまうのではないかと、不安になるものです。

けれど、本当に優しい言葉とは
【未来に向けての選択肢を、一緒に考えること】から生まれる
私はそう信じています。

 

 

占いは、未来を決めつけるものではありません。

「今できることは何か」
「これから、どう在ればいいか」

その答えを一緒に探すための、あたたかな対話。
それが、セッションです。

 

 

もし今、あなたが誰かを大切に思うあまりに
迷ったり、悩んだり、言葉を飲み込んでしまうことがあるなら

その「優しさ」がちゃんと届くように。
私はそっと寄り添い、必要な言葉を一緒に探します。

 

 

🔮

 

経営者さん、管理職の方、人を支える立場の方からのご相談も多くいただいています。

社員や部下とのコミュニケーションに悩んでいる、
優しくて真面目で、不器用な上の立場の方々が、私を「頼りになる先生」だとご依頼くださいます。

優しさが、ちゃんと届くお手伝いをしています。

 

 


 

- 心を整え、イマココであなたらしさを取り戻す

 

 

占いも、 カラーカードセラピーも、 カウンセリングも。

どれも世界にたったひとつだけのセッション。

それは、あなたが「世界にひとりの尊い存在」だからです。

お話がまとまっていなくても大丈夫。

どうぞ安心してご相談くださいね。

あなたの本来の姿と心を、大切に守ります。

 

 

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年齢・性別を問わずご相談いただいています。

「誰にも言えない」「否定されそう」「何から話せばいいかわからない」

いまの気持ちを、無理に整理しなくても大丈夫です。

 

どのメニューも、 今のあなたに必要な「気づき」や「言葉」を 優しく、強く、丁寧にお届けしています。

 

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