苦いから


北京ヴァイオリンを久々に見ました


なんで何回見てもおなじところで泣いちゃうのかなー


お父さんのキャラがよすぎる。


登場人物がいい人ばっかりなのもいいよ。ありえねえと思っても、なんかね、いい人たちばっかりなのは見てて心が和むんだよね


この監督はきれいな絵をごくごく自然にとるからすごい。冒頭5分のつくりがやばいうまい。


いろいろね、突っ込みどころも多いんだけど、(空港で主人公がヴァイオリンを弾くシーンで、なぜかオーケストラが鳴っているとか)そういうのを凌駕するんですよ、この映画は。


とにかく全体にあったかい雰囲気が漂ってるというか、この映画の雰囲気は独特で、見るだけで幸せになるんですよ。


感動して泣いちゃうんだけど、すごいね、悲しいとかじゃなくて、とにかく幸せな気持ちでいっぱいなんですよ。それがすごい。


悲しいシーンで感動して泣くのはよくあるけど、この映画は幸せな気持ちで泣けます。


お勧めです。


こういう、家族、とかに音楽とかダンスがはいってるとそれだけでいいよ


リトルダンサーも大好きなんだけど、あれは全体に不況の頃のイギリスの悲壮感が漂いまくってるからなー

それがいいんだけど。


お兄さんとお父さんが、主人公のビリーがロンドンに行くっていうときに、炭鉱かどっかで、「俺たちに未来はないよ、でもあいつには」っていって泣くところと、ビリーがロンドン行のバスに乗った時に、聞こえないように窓越しに「さみしいよ」っていうお兄さんのシーンでいつもボロなきする。

この映画も、お父さんのキャラがいいんだよね・・・こう、不器用で。


ダンスも音楽も表現のツールだけど、言葉ほど明確じゃないのに、時として言葉よりも強いメッセージを表現できることがあって、それがいいんだと思います。


戦場のピアニストは、もう映画館出たいって何回も上映中に思ったけど、あのピアノを弾くシーンは何度見ても震える。

あと、主人公が、隠れてた部屋にピアノがあって、鍵盤を押さないで弾くまねをするところ。

あの映画見て、ショパンの曲を弾こうと思ったんだった。


そういえば、前テレビで、東京の人は荷物を落としてもだれも拾ってくれないけど、田舎の人はみんな拾ってくれる、みたいな対比をやってて、なんでこんなことをいうかっていうと、


この前東京行ったときに、超混んでる地下鉄の改札口で小銭をぶちまけたときに、周りの人が5~6人くらい一斉に拾ってくれて、超感動したっていう、それだけです。


あの番組、絶対やらせだよ!!たぶん