外は雨

止む気配はなく昼間からずっと降り続いていた

ジャラジャラと鎖の音が響いた

今部屋にいるのが自分一人だけで
だからなのかいつもは気にならないこの音に嫌悪感を抱いた

鎖は僕の首輪とベッドとを繋いでいる

繋がれているといっても必要最低限の長さはあるので別に困りはしない

最初は繋がれている犬みたいで嫌だったが今は全く気にならない
ストレスも感じなくなった
いつからだったのか 服も着なくなった

居心地がいいとさえ感じる

だってご主人様の帰りを待って
ご飯食べて一緒に遊んだりお風呂入ったり
いつも一緒に寝てくれる
僕がイイコにしてるからいつもご褒美を貰える

とっても楽しいんだ

僕は人間でなくていい

喜んで犬になるよ、ご主人様




「優太、お利口にしてた?」

仕事から帰ってきた梨華さんが僕の頭を撫でながらおでこにキスしてくれた

ご主人様の梨華さんは僕より10歳上で僕に色々なことを教えてくれた優しい人

僕の大好きな人

もっと触ってほしくてぎゅっと抱きついた

「私がいなくて淋しかった?」

「…うん、もっと早く帰ってきてよ」









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年上女に飼われるわんちゃんって図が萌える^^^