「おにいちゃんと結婚する」

コレは私が昔から言い続けてきたこと

私の大好きなお兄ちゃん

今でも一番大好き

お兄ちゃん以上にかっこいい人なんていないもん



「それでね、お兄ちゃんがね」

「ストップ!!!美咲、あんたがブラコンなのはかまわないけどお兄ちゃん以外に興味持てないわけ?」

いつものやりとり

教室で弁当を食べながら同じ質問を毎回してくる親友

「だってお兄ちゃん以上にかっこいい人なんていないもん」

私のお決まりの文句に呆れ顔の親友達
だって本当のことなんだもん
お兄ちゃん以外考えられない



「美咲ちゃーん」

教室の入口から私を呼ぶ人物
手をひらひらしながら笑顔でこっちを見てる

お兄ちゃんの友達のシュウさんだ
私も手を振り返すと

バイバイ、またね
それだけ言うと行ってしまった

「美咲、シュウさんのことはどう思ってるわけ?」

「どうって?シュウさんはお兄ちゃんの友達だしいい人よ」

「いい人…ね」

男の人の中だったら

お兄ちゃんの次に素敵な人だと思う

シュウさんは誰にでも優しい

お兄ちゃんともすごい仲がいいし
最初は嫉妬もしたけど今は全くない

だからシュウさんのことも好きだったのに





「美咲ちゃん、今まで黙っててごめんね。俺、君のお兄ちゃんのこと本当に大好きなんだ」

にこにこしながらシュウさんが私に言った

シュウさんがお兄ちゃん好きなのは知ってる

家によく遊びにくるし
学校ではお兄ちゃんのそばにいつもシュウさんがいるから

「友達としてじゃなくて…恋人にしたいくらい好きって意味だよ」

あまりの衝撃的な告白をさらっというもんだから私も普通にきいてしまった

「………シュウさんってホモなんですか?」

シュウさんがおもしろそうに笑った

「別にそういうわけじゃないよ。女の子も好きだし」






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妹と親友から愛される謎のお兄ちゃんを書きたかっただけでした