続き

皆パニックになった後無理矢理にでも寝ようと
横になったが、


数時間後私は眠れずに皆を見たところ

私以外に3人が眠れないでいた。

私を含め4人は小声でくだらない話しをしていた。

正直ただならぬ気配を感じていたが
意識しないように努めた。

その時である「ドーン」と言う音が鳴り響いた。

かなりの音だった。

私達4人は何の音なのかすぐに理解した。

廊下を左に行くとすぐに突き当たりで、左右に別れる。右に行くと20メール位先が突き当たりで鉄の扉になっている。

扉を開けると外の非常階段である。

音は扉を強く閉めた音だった。

4人で扉を確認しに行くと当たり前のように
鍵が閉まっていた。

私達はこれはしばらく寝れないかも?
と思いながら、教室へ戻った。

どれくらいの間隔かわからないが
「ドーン」「ドーン」「ドーン」
音は続いていた。

恐怖を通り越してもうウンザリしていた。

その時「ウヮーーーーーー」
男の叫び声である。

声は扉の反対の突き当たりを右、
すぐに左にとクランクした廊下の先の方からであった。

その廊下はとても長く憶測もつかない距離である。

電気はついていないので真っ暗だったが、
窓から月明かりが照らされて少し見える。

その暗闇の中に何か動いているような影が見えた。

恐る恐る電気をつけると、
長い廊下の為電気は手前から順に点灯していく。
一瞬ではあるが点灯された光と点灯されていない暗闇が出来る。

何と動く影は光と暗闇の際で暗闇の中を移動していた。

信じられない光景に目を疑ったが、
先は突き当たり。

全て点灯され明るくなったときに動く影は消えていた。

その廊下は右側は壁に窓が並んでいて、
左側はいくつかの教室が並んでいる。

教室の扉は全て閉まっており、

点灯される一瞬の際で暗闇の中を動きながら
音を立てないように教室の扉を開けて閉める事など不可能な話しであるため、

その影がこの世の者でないことはすぐに理解した。

淡々と書いているが
もう気が狂いそうであった。

これが合宿初日の出来事であった。

二日目以降は

続く