予想外の事態に世界は動いた。
暑い季節がやってきました。気づけば梅雨も明けて夏本番です。
汗をかくのが嫌いな私にとって、この季節は好ましいものではありません。自転車なんて乗っていたら太陽光線にやられて干からびてしまいます。こんな季節に焼きたてパンなんて買いに走っている場合じゃありません。命が大事なのです。パンがなければアイスをたべればいいじゃない。
夏は自転車に乗らない、決めた!(苦しい)
そうして、このブログもそっと蓋を閉じ、秋まで休止とすることにしました。
ところがです。
来ましたよ、ビッグウエーブが。
認知度、なんと92.6%(MMD研究所調べ)という化物アプリ「ポケモンゴー」です。もはや解説する必要もありませんね。私の属する40歳代でもプレイ率はおよそ30%なのです。友人とのLINEはもっぱらポケモンです。
ただし、ポケモンに関してほとんど知りません。昔アニメをやっていてポケモンショックによって幼児がひっくり返ったニュースを見た。そんな程度の認知です。
ポケモンショックは、ある意味それ以降のメディアを変革したともいえる一つの出来事だったわけで、ここへ来て二度目のショックを与えることになろうとは誰が想像したでしょうか?
テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てください
そんなこんなで、中年男性が真っ昼間からポケモン探しなんて痛いので、暗闇に紛れてゴーすることにしました。
しかし、問題発生です。認めたくないものだな・・・どうも、我が家周辺は田舎認定のようです。ポケストップがほとんどない上に、個々の距離も離れているのです。
ここで、DAHON Curve D7満を持して登場なのです。
赤くはないですが徒歩の3倍で移動しますよ!
自転車を使う上で求めていたものが、ゲーム性です。それが、このポケモンゴーには備わっているのです。それが、たまご。ポケストップから稀に手に入るアイテムで、距離数が多いほどレアなポケモンが手に入るとされています。
たまごには2.0km、5.0km、10.0kmというメーターの付いた3種類が存在します。つまり、これだけの距離を歩けば孵化しますよ、というものです。周辺ではポケモンがほとんど出ないので、事実上、レア種を集めるのはたまご頼みになります。
しかし、基本的に「歩き」にターゲットを絞っているため、スピードが早いものにはペナルティが課せられることになっています。早すぎれば距離加算は全くされず、規定スピードより少し早い場合は1.0kmに対して0.x倍というように、低い距離しか出ないのです。
世の中に沢山いるサイクリスト・トレーナーが調べた結果、10km以下説と15km以下説が出ました。どちらが正しいかは分かりません。DAHON Curve D7は16インチの小径車なので、なんとなくゆっくり走っていれば、距離は出る。
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
10km走っても6kmしか走っていないことになっていて愕然とします。夜といえどもじんわり汗をかいてきたのです。半分程度しか走っていないことにされてはたまったもんじゃありません。
課金するれふ
そう考えるまでに時間はかかりませんでした。
リアル課金。
自転車に追加でお金をかけないことを自負していたのに、こんなことで負けてしまうなんて。ネットですぐさま下調べし、翌日届くというアマゾンでポチっていました。
キャットアイ社のCC-MC200Wというサイクルコンピューターです。正直、何を選んだらいいのか分かりませんでしたが、それなりに評価が高くワイヤレスで速度を拾えるものを選択しました。購入価格は時期によって変動するようですが、私が買った時は4,479円(税込)でした。
取り付けは思った以上に簡単です。
固定がすべてタイラップというのは、ちょっと安物くささを感じるところです。少し迷ったのは、ワイヤレスセンサーの表裏が記載されていなかったことでしょうか。最初逆に向けていたのでスピードメーターが反応せず焦りました。
センサーは電池のフタが外側へ来るように設置です。迷ったのはこれくらいですね。最低限の設定として「タイヤの周長」を設定する必要があります。これを設定しないとスピードが正しく表示されません。ちなみに、DAHON Curve D7の場合は
ETRTO 40-305
タイヤサイズ 16x1.50
タイヤ周長 1185mm
です。長さをmm単位で入力するので「1185」とセットです。これで、検証することにしました。
本命15km/h制限に挑む
速度計に加えて走行距離も同時に出るので、満足感が高いですね。ただし、速度が気になってやや注力して見てしまう気がします。これは、宿命でどうしようもないですね。メガネに映る装置が欲しいなと思いましたよ。
さて、定速というのは難しいので10km/h以上15km/h以下で走るようにしました。10km/hというのは、どれもこれも聞き伝えによる記事ばかりで、最も信頼性が高く見える15km/hという実験結果を出した記事を見つけたからです。
結論ですが・・・MAX 15km/hはダメでした。
実走行6.2kmの結果、ポケモンGO上で2.71kmで56.3%のロスが発生しています。サイクルコンピューターの設定を間違えていて、実際は3kmしか走っていないんじゃないの?なんて考えましたが、Googleマップで計算してもやはり6.2kmで間違いないようです。
そして、記事で一番多い意見であるMAX 10km/hにて試してみることにしたのです。おおよそ8km/h~9km/hペースで走ります。これ、実際に走ると相当遅いです。ジョギングペースに負けるレベルです。小径車じゃないとバイクの一本橋みたいな感じになってよろけるんじゃないでしょうか?DAHON Curve D7でも一番軽いギヤでギリギリの走りです。
さて、結論ですが…MAX 10km/hは微妙・・・と判断します。
実走行2.46kmの結果、ポケモンGO上で2.03kmです。大幅に誤差は小さくなりましたが17.5%をロスしているのです。10km走れば2kmを捨てることになるのです。これは納得行かないですよね。
肝は4分毎の位置情報チェックにあり!
そこで、色々な実験データを採ってみました。
徒歩でも自転車でも直線距離の少ない住宅街ではロス率が26%~30%と大きくなりました。スピードに比例してロス率が変化するという私の推論は間違いで、結局のところ10km/h以下であれば同じようです。ここで、推論を再び出します。ロス率が20%も含まれているならばそれなりに速度超過しても問題ないのでは?そんなわけで、ざっくり10km~11kmくらいを目処に走行します。これだと、割と普通に漕いでいる感じです。結果、25.9km走行で認識は19.1km、平均時速は9.5km/hと10km/h以下にはなりましたが、ロス率は26.3%と代わり映えしませんでした。
やはりよく言われている通り、ひたすら直線距離の長い場所を探すことが最善のようです。
ちなみに、4分毎に位置情報をチェック(起動して最初のチェックだけは5分)していることを確認しました。私の推論では、上記の図で行うなら計測された瞬間に、7.5km/h(0.5kmを4分)で走るか、3.75km/h(0.5kmを8分)で歩けば理論上はほぼ1kmが計上される仕組みです。
そして、最も行っては行けない走行が、ストレートの往復です。適当に走って折り返していると、半分すら認識されないことがあります。それは、実際に走った距離ではなく点と点で繋いだ距離を計測しているからで、片道2分のストレートを往復してくるとタイミング次第では数mしか認識されません。(片道およそ400mの直線をだらだらと往復していたらロス率は50%以上になりました)
最も効率がいいのは、距離が計上されたタイミングで4分間直線を10km/hで移動、距離が計上されたタイミングでUターン。これを繰り返すことです。もちろん、長い直線があれば8分間移動して、Uターンでも構わないです。ただし、このタイミングを調べるのが難儀ですね。
ポケモンゴーがもたらすもの。
ポケモンのために毎夜3時間ほど走り込む自転車運動愛好家になりましたが、果たしてこれは私にとってどういう結果をもたらすのでしょうか?
考えられるのは、焼きたてパンを買いに行くのにも速度の縛りが発生することです。その為に行動範囲がかなり縮まるか、大幅な時間の見直しを図らなければならないでしょう。どこへサイクリングに行くにも、もうポケモン縛りです。我が家のDAHON Curve D7は、もう15km/hを出すことは無いのかもしれません。
ポケモンゴーおそろしい子!












