
予定不調和。
先日一緒に大和郡山のパン屋を落城させた友人のOokiさんが昼から自由になるので、次に計画をしていたポタリングに付き合ってくれるとのこと。それは自宅から10kmほど離れた北野田駅近くにある「パリーネ 狭山店」。

2016年1月21日にグランドオープンした注目株のパン屋である。
ここを目的地とする!
あとは、国盗りをやりながらぬるく自宅へ戻ってくる計画。往復距離も20~30kmくらいで無理のない安全安心。問題があるとすれば、Ookiさんの嫁さんがまたお土産としてバターフランスを食べることになることくらいだろう。
しかし、前日になって急遽、彼が2月28日の日曜日を丸一日行動できることになったのです。
なんだか、せっかくのフリーがもったいないなーという話から始まるのです。
長年の付き合い。会話のキャッチボールの一つ。
遠出を好まないOokiさん。彼に対して冗談のジャブを放ちます。

牽制球を打たれてサヨナラ負け。
いきなりフルマラソンに参加する印象ですよね。

さて、ズブの素人が乗り込める場所なんでしょうか?
しまなみについて調べる。
しまなみ行きが決定事項となり、調べてみると予想しなかった大きな問題が浮上します。
それは、再び尾道に戻る術です。効率のよい方法が無いのです。
高速乗り合いバス しまなみライナーは自転車最大積載数が4台なのです。
それ以前に前日予約も必要。もう無理ぽ。

そうなると、確実な行動パターンは2つです。
1. 岡山駅に車を置き、往路は尾道駅まで、復路は今治駅から列車で輪行。
2. 新大阪に車を置いて、列車で輪行。(主に新幹線利用)
時間も大幅にかかるしお金も割とかかるのです。
帰りの列車、今治駅から岡山駅へは約4時間かかり、7,170円と安くもない。うーん・・・。
そして、もう1つの案が浮上します。
完走せずうまいものだけ食って引き返す。
三大欲求の1つ「食」を満たして、そこから船かタクシー使って帰ればいい。前半の島なら直接本州まで戻る船なんていくらでもあるのです。フリーダムに過ごしてもなんとでもなる。
ならば、目標を定めなければならない。
島なら海の幸だろう。でもタコは嫌いだ。
調べると4つめの島である大三島(おおみしま)に大漁という海鮮の美味い店があるという。海鮮丼が480円らしい。
これだ!!
しまなみ海道サイクリングロード完走を前にして撤退するのだ!
大漁は道の駅:しまなみの駅・御島近くにある。ここがゴールだ!
問題は朝に並んでも数時間待ちがザラらしいこと。ラストオーダーが14時半と早いこと。10時スタートで、間に合うかなあ・・・?
グーグルさんは尾道から店まで車でたった45分(43km)と言ってる。
う、うーん。
不安ながら、今回の旅はこれで決めよう!
1. 大漁の海鮮丼の首を討ち取るため、ましっぐらに目指す。

2. 後は生口島まで戻って有名な食い物屋を荒らしまくる。
(ローストチキン、お好み焼き、ジェラート、コロッケなど)

3. 楽ちん船で本州に戻って電車で尾道駅まで輪行。(山陽本線で14分)

出発の朝
そんなわけで朝の6時過ぎに河内長野市の我が家まで荷物も満載できるアクセラスポーツで乗り付けるも、なぜかZに2台のチャリを乗せて片道300kmジャスト4時間のドライブを行うことになったのでした。

吉備SA(岡山県)で休憩
さて、朝飯も食わず出てきたので途中の吉備サービスエリア(岡山)で休憩。
思わず見つけた桃太郎のオブジェでタイマー機能を使って記念撮影!

いい笑顔でカメラ目線ですお姉さん。
気を取り直して食事をいただくことにしようじゃないか。
今回選んだのはタカキベーカリーのロングセラー菓子パンと銘打ったシリーズ作品群。
大和郡山市のパン以来、縁があるじゃあないかジャージー牛よ。
蒜山牛乳クリームパン:★☆☆☆☆
新しい君の名は「普通のクリームパン」だ。
ベリーのチーズケーキ:★★☆☆☆
ベリーはブルーベリーの略ではなくラズベリー。30点。
こうやって普通の菓子パンに触れてみると、同程度の価格で焼き立てを提供する数多あるパン屋には足を向けて眠れない。合掌。
尾道に到着した。
尾道の駐車場にもほぼ予定通りの4時間経過した10時前に到着です。
尾道から船に乗ることは知っていたけどどこから乗るか分からなかったので一番近い船着場に行ったら違ってて。いきなり生口島(3番めの島)に行くところでした。やばかったぜ、ふーっ。
まずは1つめの島である向島へ。きっぷはありません。船内でお金を払います。
10時40分。向島からスタート!
大漁目標到着時刻は14時とする!
(残り3時間20分)
下調べせずに来るのは全てが新鮮に見えるという良い副産物もあって。
これが第2の島、因島に向かう自転車専用の橋か!すげー。

なんて、全然関係ない橋で記念撮影をしたり。
本当の橋(因島大橋)を見てスケールのでかさに驚いたり。

ちなみにブルーの線はブルーラインというらしいです。サイクリングロード推奨ルートを示しているそうです。
2つめの島は因島
2つめの島、因島(通称:No.2)はルートによっては印象に最も残りにくい島になります。
注意すべきは、今治から尾道方面へ走る時(今の逆走)は心臓破りのような坂が橋の専用道までにあります。
迷わされたのがは海岸ルートと内陸ルートに別れる場所があったことです。
選ぶなら当然楽で近いほうがいいけど、解説は一切ないのです!
せめてこのくらいのヒントは欲しい。
ちなみに、内陸を行く通常ルートを選択したら、すぐさま結構な上りで一気にパワーが無くなってオーバーヒート状態になりました。
。
そういえば橋へ向かう道は苦しいんじゃないかと疑問も沸くのではないでしょうか?しかし、専用の坂道は勾配率がおよそ3%に設定されているみたいで、重いギアでも十分走れるくらいなのです。

事前に少し調べたサイトには、橋を渡るごとに料金がかかると書かれていましたが今は無料でした。(平成28年3月31日まで期間限定のようです)
緩やかな坂なので橋までの道はこんな感じで結構距離があります。
買い食いは厳禁としたものの写真は撮っていきます。(生口橋)
12時10分。第3の島、生口島へ上陸!(残り1時間50分)
この島を終えればラスボスです。
今治まであと50km!!(つまり今は20km走行ということ)

なぜか、道路横の整備された道には、こういったプリントがありませんでした。完走を目指す人は車道を走るべきなのかもしれませんね。(概ね普通自転車の歩道通行可の交通規制になっているそうです。)
ちょっとしたものを見つけると記念撮影です。
地味に時間を取っているのも気づかずに。
でも、割と道の周りは閑散としているので写真に収めるものも少なくて。

人によっては退屈かもしれません。
景色も見慣れれば飽きるのです。
そして、最後の橋への専用道直前の小休憩で
ちょっと調整を。なんて良からぬ欲を出したOoki様。
先生助けて!Ookiちゃんの自転車が息をしていないの!
触らぬ神に祟りなし。
いい言葉だなあ。そう思いながら、波の音を聞き、風を肌で感じ、愛車とバックをバック(バックだけにな!)に次の橋を撮影して回復を待っていました。

なんとか持ち直したらしく、名産物である瀬戸田レモン畑には見向きもせず。
橋への専用道に設置されたレモンのオブジェとともに。(残り48分)
ついに目的の島、大三島へ
次は最後の刺客、大三島です。
時間も無いのに多々羅鳴き龍で手を叩いてみたり。(残り40分)
さらに時間も無いのに橋からの下りで記念撮影したり。(残り30分)

サイクリストの聖地碑とかいうオブジェに立ち寄って記念撮影したり。(残り23分)

今治へのルートから外れ、1つの山を超え、そして下ったところにそれはあります。
到着は10分オーバー。ラストオーダーまで20分です。
走行距離は49km。(バイクタイム2時間13分)
この時間なのに列。着実に減っていく列。前は2組になった。
しかし、引き戸を開けた店のおばちゃんが顔を出し放つ圧倒的な一言。
「最初の1組さんがいけるかどうかくらい。次は17時からね。」
超ホワイト企業!待ったなし!
その言葉を聞いて目の前のカップルは退散。我々は2番手につけた。
もしかして、イベント発生とか、余計な聖地に立ち寄ったりとかしたのが致命的だったんじゃないの!?
そして、奇跡は起きた。
おばちゃんは我々をこう讃えた。
「よく頑張った!」
でも、中に入るなり、
「早く注文して!時間が無いから!」
徹底した時間管理。
ここに来たら480円の海鮮丼を頼むべきだし、そのために並ぶ店だよ、と先客からアドバイスもいただきました。しかし・・・
全部のせ丼+にぎり5貫+味噌汁
店員さんに、何度も何度も何度も
「本当に大丈夫?」
と念を押されたけど、その半分の意味は量だけの問題ではなく閉店までの30分以内で食えよ!できなければ死刑!
という意味だったり。やはり徹底した時間管理。

全部のせ丼は、見た目以上のボリューム。
食ってみないと分からない。
でも、脂が乗っていて今までに食った中で最高に美味かった。
焼き物と揚げ物はセルフサービス。
15時閉店までの制限時間にも十分間に合いました。
腹はパンパン。
あとは生口島へ向かい玉木商店のローストチキン、ドルチェのジェラート、岡哲商店のコロッケなど買い食いしまくり、まったりポタリングさ!
戻りの道
大きな目的を終えて、戻るため再び山を行きます。
もちろん、推奨のブルーラインはありません。
Paーやん(生口島 15時58分 撮影)
かかしオバサン会製作のかかしと共に(生口島 16時01分 撮影)
待望のローストチキン 玉木商店到着!(生口島 16時14分 撮影)
けど、まだお腹はパンパンのままで、せっかく来たけどこりゃあ無理だなと諦めました。
そして、有名らしいドルチェ瀬戸田本店のジェラートを食べに来た。(生口島 16時26分 撮影)
この季節の時間でも客足が絶えない。ここで69.0km地点となった。
最長走行記録は更新中。(合計バイクタイム3時間32分)
瀬戸田のデコみかん(でこポン)+伯方の塩のダブルコーン。

伯方の塩はずんだシェイクみたいな味でした。
さて、帰りはどうするか。
現在の走行距離69km。残り30kmくらい。
もう、そのまま自走で帰るか!ということになったのです。
2つめの島、因島に戻ってきました。(因島 17時12分撮影)
成長すればきっとコーンなふうになるに違いない!

その後は寄り道するところがないのでひたすら漕いでいきます。
真っ暗になったので景色もありません。
そんなわけで、18時51分にこのポタリングも無事終了です。
90kmを越える距離をDAHON Curve D7で走った結果。
体に関してはそれなりの疲労感と若干のケツの痛み、ちょっと左膝を痛めたくらいでした。(車のクラッチ操作などには全く影響なし)
走行距離は97kmほどで時間は5時間5分(停止時間含まず)。
1kmの区間ごとに見ているとおおよそ2分の停止時間があります。
ちりも積もればで、30回でも1時間の休憩ですから馬鹿にできませんね。
サイクリングロードはズブの素人がいきなりやってきて走れるのか不安でしたけど、そこは安心設計で坂道は割と限定されていたし、疲れにくい道でした。(走った大三島までの所感)
予想と違ったのは日曜というのに自転車を予想より見かけなかったことです。有名だからいっぱい人がいて、早い人が後ろからガンガン来て邪魔になったらどうしようとか思ってたんですけど、全然でした。開通から時間も経過しているし、しまなみ海道のサイクリングブームは終わってるのかもしれないですね。
尾道~今治の距離は70kmらしいので、時間制限を設けなければ完走は難しいことではないみたいですね。大三島から先の島にはグルメが少ないようなのでそこが最大の難点ではありますが。
番外編
走り終えての1杯。
そしてすぐ横に焼き立てパンの店を発見しました。
後に調べてみたら全国321店舗もあるチェーン店みたいですね。
大阪にも9テンポあるのに尾道まで来て、さらに冷凍パン生地と知れば有り難みが薄れます。製品品質のバラ付きは無くなるかもしれませんけど、これはミスチョイスでした。
シンプルなパンが多くてクロワッサン以外は選択に悩みます。
選んだのはクロワッサンと塩バターパン(店長おすすめ)。
大量生産のシステムの割にクロワッサンでも170円(税込183円)とお高い。殻のパリパリ度合いはやや薄い感じ。
塩バターパンはかぶりついて引き千切るようにして食べるパン。シンプルな味だけど120円(税込129円)。価格で見れば競合店が現れるとちょっと厳しいかなあ。
クロワッサン:★★☆☆☆
塩バターパン:★★☆☆☆
なお、今回の旅では駐車場代と全ての飲食はOokiさんに全てあますところなくご馳走していただきました。
本当にごちそうさまでした。
帰りは、河内長野市までの300kmをまったり走りました。途中三木サービスエリアで休憩を入れモナカアイスとコーヒーをいただきながらも4時間ほどの午前0時ぴったりに到着。
これまた充実した1日でした!
2016年2月28日、日曜日、10:13
バイクタイム: 5:05:42
停止時間: 3:32:14
距離: 94.8km
平均スピード: 19.13km/h
☆累計走行距離: 352.3km


























