こんにちは。
品川区議会議員の
阿部祐美子です。
 
先日、米ユナイテッド航空の
ボーイング777機が飛行中に
エンジンが炎上して
部品が住宅地に落下した事故を受け、
品川区議会の議員有志で作る
羽田問題議員連盟しながわは26日、
品川区に対して緊急要望書を提出しました。
 

 

要望書は、

○事故調査の進捗と日本側の対応を品川区はじめ関係自治体に説明するよう国交省に求める

○原因究明と安全対策がなされるまでは同系列エンジン搭載機材の国内への乗り入れを中止するよう品川区として国交省に文書で申し入れる

 

ことを求めるものです。

 

 

 

今回の事故は、

2月20日午後1時(日本時間21日午前5時)ごろ、

アメリカ・デンバーの空港を出発した

ボーイング777機が、

離陸直後からエンジン故障で火を噴き

部品が焼け落ちてデンバー近郊の

住宅地に次々に落下したものです。

 

 

 

上記2枚の写真は、

BBCのオンライン記事掲載のもの→記事はこちら

部品は家屋を損壊したものの

幸い、航空機は空港に緊急着陸し

乗客・乗務員にも住民にも

けがはなかったそうです。

 

とはいえ、空から部品が落ちてきたので

子どもと一緒に避難した、という

男性のコメントは、

一歩間違えば大惨事になっていたことを

示しています。

住宅密集地であれば

被害が出る可能性も

高くなるのではないでしょうか。

 

さらに、このボーイング777の

PW4000というエンジンは

昨年12月に那覇空港を離陸直後

エンジンが火を噴いて緊急着陸する

事故がありました。

実はこの便、知人が乗っていて

凄まじい揺れの中で

一度は死を覚悟したとのこと。

 

同型エンジンの度重なる事故に

抜本的な調査と対策の必要性を

感じます。

 

また、事故はいずれも離陸直後に

起きています。

飛行機事故は、離陸時の3分間と、

着陸時の8分間に集中していることは

よく知られています。

 

だからこそ、世界の空港は

離着陸ルートを可能な限り

海上や河川上に設定しています。

 

離着陸の「魔の11分間」に

都心の住宅密集地上空を

航空機が通過する

羽田と新ルートのリスクの大きさを

改めて感じさせる事故でした。

 

(2月28日加筆)

ボーイング社は同型エンジンを積んだ

777機の運航停止を要請しましたが、

今度は26日にロシア航空の

ボーイング777がエンジン故障で

緊急着陸したそうです。

エンジンはGE社の物だそうですが

一連の事故と

関係があるのかないのか…

心配です。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご意見、ご感想はブログのコメント欄、またはFBページInstagramまでお寄せください。

 

「いいね!」も押していただけると励みになります。