お陰様で活動報告書発注できました、年内に届き新年に配布します。
一部、内容を抜粋します。

「令和4年12月議会一般質問」
子どもから大人まで多くの人に読んで欲しいので発言の内容を分かりやすく書いています。

「子ども・若者が夢を持てるまちづくりを」

(1)私は社会教育(人づくり、地域づくり、絆づくりを進めること)が大切だと思っているけど、宗像市は社会教育についてどう考えているの?
市役所:社会教育の意義や役割はいろいろと複雑になっていて、様々な困りごとに対応するために今の社会教育では「人づくり、地域づくり、絆づくり」が大切だと言われています。
社会教育を担う役目の人が各地域のコミュニティ運営協議会や市民活動団体と一緒に汗をかきながら進んで行くことで、地域の困りごとや、地域に住んでいる人との絆を深め、地域で活躍する人材が育つように頑張っています。
だけど、社会教育に関する仕事はたくさんあるし、種類も様々なので、地域の人たちとうまく協力することができないことがあります。
その対策として、市民ニーズをしっかりと知り、スムーズに社会教育を進めて行くために来年4月から市役所の中の役割分担や席替えをしていきます。

安部質問:宗像市には昔は「社会教育課」というはっきりした役割の部署がありましたが、今はいくつもの部署で社会教育に関する色々な仕事をしているから、協力しにくいし、お互いの考えがわかりにくいし、そもそも誰がリーダーなのか分かりづらいよね。
これから、もっと多くの人に関わりを持ってもらえるために、市役所の人とたちが真っ先に「社会教育ってどんなことなの?」といった質問に答えられるように考え方を整理するんだよね?そして責任者(リーダー)がはっきりするんだよね?
回答:社会教育について考え方を整理します。
責任者はこれから役割分担や席替えをして担当になった人が、中心になって頑張ります。

安部質問:社会教育の中には青少年活動、スポーツ団体の活動などが思い浮かぶけど、子ども達の成長にどのような効果があって宗像市にどのような良いことがあるの?
また、その活動を市役所が先頭に立ってする場合と、市民が先頭に立ってする場合とではどう違うの?
回答:子ども達が学校以外の場で市民活動やスポーツ団体活動に参加することは様々な立場の人、考えを持った人々と触れ合うことになるので、子ども達の成長によい影響を与え、健やかな大人に育っていくと思います。
そして、市役所が先頭ではなくて、市民が先頭になって社会教育活動をすることは、子ども達や保護者も地域と関りを持つので、市民力がアップして行くと思います。

(2)学校に「行きたい」「楽しい」「わくわくする」と思う子どもが増えて欲しいから、「修学旅行や入学式・卒業式を自分たちで企画したり」「通知表をなくしたり」「宿題をゼロにしたり」「好きな授業を選んだり」、子ども自身が自分で考えて自分で選んで決める機会をつくってもらえないでしょうか?それと、学校以外にも子どもたちが安心して自立(将来自分がどんな大人になりたいか考える事)に向けて学ぶ機会・居場所を私達大人が作ってあげなければならないと思いますが市役所はどう考えていますか?
 市答弁:全ての児童・生徒にとって魅力ある学校にするための努力は大切です。市内の各学校でも魅力ある学校づくりに取り組んでいます。しかし、残念なことに不登校の児童・生徒は増えています。
不登校となる児童・生徒を取り巻く環境は様々なので、学校以外にもオンラインによる授業を行って、全ての児童・生徒にとってベストな学ぶ機会、居場所づくりに向け、一人ひとりの状況に応じた取組を行っています。これからも努力します。

安部要望:もっと学校を魅力的にしようと先生達が努力されているのは理解しています。
事例として市内のある学校では校長先生のリーダーシップの下で子どもが学校に行きやすいように受け止める企画をしています。こういった工夫を市内の他の学校でもやって欲しいです。

安部質問:学校の先生の頑張りにも限界があるのであれば、市内に子どもが安心して地域と関わる機会、学ぶ機会(フリースクールやプレーパークなど)を作った方が良いと思うけど、そのためには、お金や、保護者の負担、活動場所などの悩みがあるよね。
そこで、例えば目的が社会教育だったり子どもの居場所づくりなど、一定の基準を満たした市民団体、スポーツ団体、NPOが活動する場合に、電気照明代を割引したり、施設を借りやすくしたりして、子どもの居場所づくり活動を今まで以上に応援することができないかな?
回答:コミュニティ・センターや、体育館等の公共施設を多くの人に使ってもらうことは大切なことです。しかし、宗像市ではこれまでに市の照明使用料の利用料の割引をしたことで施設の経営状態が悪くなったという理由から、使った分は使った人に支払ってもらうことを改めて決めています。今の時点では、このようなこれまでの事情も考えたうえで判断をしていきます。

安部要望:過去の事情で判断するということですが、社会情勢は変わっていて、子どもたちを取り巻く環境はどちらかというと悪くなっているので、過去の判断をまた見直すということも必要だと思います。
今あるスポーツ団体や社会教育団体、青少年団体などの活動がこれからも続いていくという事は、そこに参加している子ども達の居場所がずっと続いていくことになります。
割引や施設を借りるための相談に乗って欲しいです。
回答:団体のほうから相談があれば、資金サポートも案内して事業をサポートしたいです。
相談内容によっては、市役所の他の部署とも話し合って対応します。

安部要望:宗像市の資金サポート期間は3年間です、子どもの育ちに関わることはずっと続かないと、その活動が無くなってしまえば、次の世代の子どもをどうするの?ということになるのでそこも協議をして欲しいです。

(3)ひきこもり等の子ども・若者が働くことを応援するための現状と課題について教えて!
回答:児童・生徒の置かれた状況によって支援の在り方は様々です。例えば不登校の児童・生徒に対しては、教育サポート室エールや相談指導員につないでいます。行きにくい時にはスクールソーシャルワーカーが子どもを家まで迎えに行って、一緒に登校するサポートをしています。また、サポート室エールに通うことができない子ども達やその保護者に対しては、相談指導員が家庭等を訪問し、相談やサポートをしています。
また、若者のサポートは相談を幅広く受け止めて行っています。若者の御家族からの相談にも継続的に寄り添ったサポートを行っています。
児童・生徒においては、家庭訪問をしても本人やその保護者に会うことができないケースがありますが、本人や保護者と交流してサポートができるように努力します。
学校とのつながりが無くなる年頃の若者のことは、家族から相談が無ければ市役所も知ることができないので、家庭内で悩み事を抱え込んでしまって、周囲の人たちも気づけないことでより深刻になることが心配です。今後、県のひきこもり地域支援センターや若者サポートセンターなどの相談窓口があるということをお知らせして、本人や家族から相談してもらえるようになりたいです。

安部質問:本市の調査結果は。
回答:自宅にいがちな子どもに対しては、スクールソーシャルワーカーや相談指導員が家庭に訪問して、面談や聞き取りを行うサポートを行っています。引き続き訪問サポートを行い、本人や保護者の意見や要望を聞きながら、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供できるようにしたいです。
また、福岡県の調査の結果、宗像市の民生委員、児童委員105人の中で担当している地区の子どもの状況がわからない民生委員が約半数近くおられることが判りました。地域住民と仲良く接して活動されている民生委員でさえ状態を把握できないようなので多くのこども達が悩みを抱えているのではないかと考えられます。県と協力しながら、相談サポート窓口を多くの人に知ってもらえるように、当事者や御家族や地域に密着している民生委員らにもお知らせしていく必要があります。
安部質問:ニーズ調査や分析をしていますかと質問をしましたが、その答えがなかったみたいですが。
回答:全ての子どもたちに対するニーズ調査等は行ってはいません、スクールソーシャルワーカー等がサポートをしている子どもについては相談を伺っています。
分析については、調査をしていないのでできていませんが、聞き取りを行った内容については、今後のサポートに活かしたい。

安部の想い:まず大前提としてまちづくりを進めていく時に、誰のために行うか、その人たちが何を求めているのか、それが重要だと感じました。

安部質問:小学校や中学校で社会科見学やわくわくワーク、子ども大学を行って、地域や働くことについて学ぶ機会があります。ひきこもりの子ども・若者に対しても、希望する時は働くお試し体験の機会をつくることが大切だと思います。
例えば、市内の就労支援事業所に対象年齢になる前から見学に行くことや、子ども・若者に働く場所や機会を提供してくれる企業を募集することはできませんか。
そして、外出することが難しい場合は、オンライン学習や自宅を訪れるサポートに力を入れる必要があるのではないですか。
回答:子どもたちが早い時期から将来の夢や仕事について興味や関心を持つことは大切です。実際に職業体験や様々な体験活動を行うことで、働くことについて考えたり社会参加について考えるきっかけになると感じています。
外出が難しい子どもたちにとって、家庭において興味を持った学習や作業を体験できるようになれば、自分の将来について考え、将来に向けて一歩を踏み出すきっかけになると思います。子どもたちの意見等も聞きながらどんなことができるか考えたいです。

安部まとめ:子どもたちの身近に安全で安心できる居場所を増やし、社会教育を進めていくことは子ども・若者を取り巻く環境をより良くすることにつながり、社会に興味を持つ市民も増えるので、将来の宗像市が今よりもっと明るくなることにもつながると思います。
※要約は安部の個人的見解、主張です正式には質問のやり取りの様子が動画として視聴できますのでそちらでご確認ください。