■グリーンパパイヤ/青パパイヤ/調理用パパイヤとは?

●一般的な黄色いパパイヤの未熟果
パパイヤは熱帯アメリカの原産とされるパパイア科パパイア属の常緑樹になる果実で、「乳瓜(ちちうり)」または「木瓜(もっか)」とも呼ばれ世界の熱帯および亜熱帯で広く栽培されており、国内でも沖縄や鹿児島などを中心に作られています。
パパイヤの木は雄雌異株で、通常は両方を植えて受粉させる必要がありますが、両性花と呼ばれる、自家受粉する花をつけることもあります。
また、雌株だけでも単為結果することが多いです。
青パパイヤまたはグリーンパパイヤと呼ばれているものは青パパイヤ専用に品種改良されたものもありますが、もともとはそういう品種と言うわけではなく、一般的に果物として食べられている熟した黄色いパパイヤが緑色の未熟な状態で収穫されたものです。
これらの青パパイヤは果物ではありますが、野菜のような食べ方をするので、調理用パパイヤとも呼ばれています。

●種無しの青パパイヤ/グリーンパパイヤ
通常果物として販売されている黄色いパパイヤには種が入っていますが、青パパイヤの場合種の部分が空洞になっていて種が入っていないものが多く見られます。
これは青パパイヤの場合、雌株中心に栽培されることが多く、受粉せずにできた果実が多くできるからです。
●グリーンパパイヤ/青パパイヤ/調理用パパイヤの特徴
青パパイヤは未熟な状態で収穫されるため、外皮は濃い緑色をしています。
皮は見た目はカボチャのように固そうですが、それほど固くなくウリと同じような感覚で切れると思って良いでしょう。
果肉は白く、緻密で、切ると「乳瓜(ちちうり)」という別名の所以となっている白い乳液状の果汁がにじみ出てきます。
この乳液にはタンパク質分解酵素が沢山含まれており、肌が弱い方はかぶれたりすることもあるのでビニール手袋をはめるなど注意が必要です。
この乳液は切った後しばらくするとロウ状に白く半固形になります。
果肉の食感は生のままだと心地よい歯ざわりがあり、ほんのり甘みがあります。そして、熟したパパイヤとは違った、独特のトロピカルな香りがあります。
■青パパイヤの主な産地と旬
●主な産地
国内の青パパイヤは主に沖縄県や鹿児島県で生産されています。その他、高知県や愛知県でも栽培されています。

●青パパイヤの収穫時期と旬
パパイヤはもともと四季がない熱帯性の植物なので、そういった地域では1年を通して収穫出荷されています。
ただ、国内では冬の気温が下がるため、収穫量に波ができ、沢山収穫され、市場に出回るのは7月から11月初旬くらいまでとなります。
■青パパイヤの主な栄養素とその働き
●タンパク質分解酵素「パパイン」
青パパイヤには「パパイン」と呼ばれる強いタンパク質分解酵素が含まれています。

この酵素は黄色く熟すにつれて減少してしまう事が分かっています。
また、この酵素はタンパク質に限らず、脂肪や糖質をも分解する働きが確認され注目されるようになりました。
青パパイヤを食べることで、胃腸に入った食べ物の消化を助けるとともに、体内の脂肪や糖分の代謝を高める効果が得られると言われ、ダイエットにつながるのではと言う研究が進んでいます。
●豊富なポリフェノール
青パパイヤには赤ワインの約7.5倍ものポリフェノールが含まれていると言われています。(鹿児島大学名誉教授石畑清武氏サイトより)
このポリフェノールには強い抗酸化作用があり、血をサラサラにし、心筋梗塞、糖尿病や生活習慣病などの予防に効果があるとされています。
また、活性酸素を抑える働きがあることからシミやしわの予防といったアンチエイジング効果も期待されています。
●ビタミンCがたっぷり
パパイヤには100g中45mgものビタミンCが含まれています。
ビタミンCは特に女性にとって関心が高い美肌を保つためのコラーゲンの生成に欠かせない栄養素でもあります。また、老化やがんの原因とも言われている活性酸素を自らが酸化される事で身体を酸化から守る働きがあります。
■美味しい青パパイヤの選び方と保存方法
●手に持ったときにずっしりと重みがある物
選ぶ時は手に持ってみて、ずっしりと重みが感じられるものを選びます。大きさの割りに軽いものは空洞が大きく、果肉が薄いと思って良いでしょう。
●傷がなく、緑が濃い物
青パパイヤは若く新鮮な物が美味しいので、傷や茶色く変色している部分がなく、表皮の色が青々としていて、白い果粉がちゃんと付いているものを選びます。
●種ありと種無し
青パパイヤには種無しのものも多いですが、味的にすごく大きな違いがあるわけではありません。たた、種有りのものの方が味が濃い傾向に有るといわれています。
見分けるのは難しいとされていますが、縦長のものは種が入っている物が多い傾向にあり、ふっくらと丸いものの方が種がない物が多いようです。
●保存は冷蔵
保存する時は、新聞紙などにくるみ、乾燥しないようビニール袋などに入れて冷暗所においておきます。
気温が高い場合はその状態で冷蔵庫の野菜室に入れておきます。
1週間ほどで食べるようにしましょう。熱いところで採れる果物なので、冷蔵庫の温度が低すぎると低温障害を起こし傷みを早めてしまう事があるので注意してください。
■青パパイヤの美味しい食べ方と主な料理
●青パパイヤの切り方
半分に切ったパパイヤの種をカレー用のスプーンなどで取り除き、皮をピーラーなどで剥きます。皮はそれほど固くないので剥きやすく、あまり神経質にならず、多少緑色の部分が残っていても差し支えありません。
使いやすい大きさに切り分けます。
細切りは包丁で丁寧に切っても良いですが、果肉は固くないので、スライサーを使っても綺麗に作れます。水を張ったボールに直接スライスしたものを落としていき、数分そのまま水にさらしてアクを抜きます。
薄切りもピーラーやスライサーを使うと同じ厚みのものが綺麗に作れます。これも水にさらしてアクを抜きます。
●肉を柔らかくする効果を活かす
青パパイヤにはタンパク質分解酵素がとても沢山含まれており、肉類を柔らかくする効果があります。ただ、この酵素は過熱に弱いので、活かすには生の状態の青パパイヤを千切りやみじん切り、あるいはすりおろして肉類を一緒に漬け込む必要があります。
●タイの代表的なパパイヤ料理"ソムタム"
青パパイヤを使った代表的な料理の一つに、本場タイで親しまれているソムタムという料理があります。これは細切りなどにした青パパイヤを使った料理で、ナンプラー(魚醤)とライム、唐辛子、ニンニクなどで味付けします。材料さえあれば極簡単に作れるサラダ適なものです。

●一般的なサラダや和え物にも
青パパイヤはとても食感がよく、ほんのりと甘みがあって特別強い味があるわけではないので、一般的なサラダや、さっと湯通しして和え物などに使っても美味しいです。
●炒め物も美味しい

沖縄の家庭料理にパパイヤイリチーという青パパイヤを使った炒め物があります。このほかにもごま油を効かせた炒め物や、オリーブオイルとニンニクを効かせたものでも良く合います(^_^)

本日は、この辺で失礼いたしますm(_ _)m☆

最後まで読んでいただきありがとうございました☆(^_^)