五輪4連覇の伊調馨選手から学んだこと | 阿部貴弘 20代の自分をとり戻す 理想のカラダのつくり方

五輪4連覇の伊調馨選手から学んだこと

阿部貴弘です。

 

 

 

 

 

10月27日に専修大学生田キャンパスにて

 

オリンピック・パラリンピックのレガシー

リオ2016から東京2020へ

 

というスポーツシンポジウムが開催されました。

 

{BB564006-9B89-4A69-A010-C12919CAF4D7}

スポーツシンポジウムのポスター

 

主催は、専修大学スポーツ研究所

 

この日は、多くのマスコミの方々も取材に来ていました。

 

 

{7F356D3D-6DBE-4CAE-AB98-C11D12EB68C3}

シンポジウムの様子

 

 

 

鈴木大地スポーツ庁長官はじめ、金メダリスト伊調馨選手、

 

パラ銀メダルリストの山本篤選手と前文科大臣の馳浩さん

 

ソウル五輪金メダリスト佐藤満先生が登壇されました。

 

90分ほどの時間でしたが、本当に多くの学びがありました。

 

 

{B276FEF5-32B7-4B4A-B2AE-BB05F1510727}

お話しされる伊調選手

 

 

 

<一番心に響いた言葉>

 

 

伊調選手のリオ決勝について、聞かれたとき。

 

 

「実力が5%しか出し切れなかった。」

 

 

それでも金メダルである。

 

 

残り5秒で、最後の最後に大逆転。

 

日本中がその快挙に沸いた中

 

 

 

試合後は、険しい顔で

 

全然喜んでいなかった。

 

 

 

 

インタビュアーが、プレッシャーはなかったかと質問した。

 

「無いと言えば嘘になりますが、試合に臨むにあたり、勝負よりも、練習してきたことがどれだけ本番で出せるか、を目標としているので、勝つためのプレッシャーはそれほどありません。

とにかく、レスリングが楽しいので、練習も苦になりません。」

 

と答えた。

 

 

そして、何よりも、

 

「もっとより良いレスリングがしたい。」

 

と話をされていたのが心に響いた。

 

スポーツマンの真にあるべき姿だと思った。

 

 

誰も成しえなかった前人未到の4連覇をしながら

 

謙虚に、語っているのがとても印象的でした。

 

 

 

{28387205-0371-46A0-9887-2562627EAECB}

シンポジウム終了後 記念撮影

 

 

先生方に、ご挨拶に行った際に、


レスリング金メダリストの佐藤満先生に


御声掛けいただいた。

 

「阿部君も、良かったら懇親会おいでよ。」

 

そして、急遽、懇親会にもお邪魔する


機会をいただきました。

 

{4666A34A-4C93-4A6F-A849-7DD27332F43E}

懇親会上でサインする伊調選手と嬉しそうな佐藤満先生

 

※佐藤先生を撮影したかったわけではありません。

 

直接、山本選手、伊調選手から貴重なお話をお聞かせいただいた。

 

お二人とも、謙虚で、誠実で本当に素晴らしかった。

 

 

{648C47B7-C2F4-4536-9AAA-BED77ECCF703}

サインを取ってポーズをとるお二人。

 

素敵な笑顔である。

 

※佐藤先生は、邪魔と隅へ追いやられるの構図。

 

 

私は、伊調選手に一つだけ質問させていただいた。

 

 

大学院修士論文では、


スポーツプロフェッショナリゼーションという

 

学生トップアスリートの心技体が


熟達していく過程を研究した。

 

そのスポーツを始めたきっかけから、


トレーニング期、熟達期と

 

それぞれの時期に誰からどんな影響を受けたかの

 

パターンと要因を分析した。

 

 

伊調選手が、誰から、どんな影響を


受けてきたかをお聞きしたかった。

 

 

私は、栄和人監督やジュニア期の指導者の影響が

 

大きかったのではと想定していた。

 

でも、答えは、意外だった。

 

「どの年代でも、それぞれのコーチから


良い影響を受けた。

 

ただ、同期や先輩、一緒に苦しい 

 

トレーニングを共に過ごした

 

仲間の存在が大きかったと思う」と。

 

 

 

今回の五輪では、女子レスリングだけで


4つの金メダルを獲得した。

 

これは、伊調選手、吉田沙保里選手はじめ、


トップレベルで活躍してきた

 

至学館大学、そして前の世代の頑張りが


あったこそ成し遂げられたもの

 

なのだと思う。

 

 

プロスポーツ選手の誰かが、脚光を浴びると、


彼は(彼女は)

 

俺が育てた。


俺の御蔭だ。


と豪語する指導者が必ずいる。

 

 

でも、その選手は、他の年代でも


指導者に様々な指導を受けていて、

 

たぶん、そのように話す指導者よりも


他の要因の方が大きいことが少なくない。

 

テレビでは、本当に、いろんな指導者が


出てくるけれども。。。

 

 

伊調選手には、トップを走ったお姉さんがいて

 

志を共にする一緒にトレーニングする仲間がいた。

 

 

そして、ご本人も話していたが、アスリートの


サポート体制が医科学面、食事面ともに、


抜群に整ってきたからこその

 

4連覇であったと思う。

 


おめでとうございます!

 

 


いずれにしても、ご本人が、アスリートとして、


慢心せずに、技量を磨き、良いレスリングを


追究したからこその快挙だった。

 

 

伊調馨選手からは、大切なスポーツの神髄を


教えていただいた。

 

心から感謝の意をお伝えした。

 

 

ありがとうございました。

 

また、貴重な機会を与えていただいた佐藤先生はじめ

 

専修大学のスポーツ研究所の皆様に


感謝したいと思います。

 

ありがとうございました。


感謝合掌🙏

 

{3D197C3B-44B8-41B8-9440-E6B2F1E9AA87}

伊調馨選手とツーショット撮影いただきました。

 


お会い出来て、嬉しかったです。

 

 

 

ありがとうございました。