-A-からの続きです煜パー




・さぶい(寒い)


・さんぱらい(掃除道具のハタキ)(桟=障子やガラスの骨組み=払い)
伊賀地方を中心とした三重県以外では ほとんど使われないようだ。


・しまう、しもとく(おさめる、いただく、しまっておく)
「お年玉もろたら はよしもとき」(お年玉もらったら早く〔しまって〕おさめておきなさい)


・しょずくまる(うずくまる、しゃがみこむ)
「おばあさんが階段にしょずくまっとった」(おばあさんが階段にしゃがみこんでいた)


・ずつない(辛く苦しい、満腹で苦しい)
「食べ過ぎてずつないわ」(食べ過ぎて苦しい)


・ずる、ずっとる(①引きずる、引きずっている、②ずれる、ずれている)
①「あんた、裾がずっとるが」(あなた、裾を引きずってるよ)
②「布団がずってしもた」(〔掛け〕布団がずれてしまった)


・せばい(狭い)


・せんど(頻繁に)
「あの店にはせんど通た」(あの店にはよく通った)


・だかえる(かかえる、「抱く」と「抱える」の造成語か)
「何を大事そうに だかえとんの?」(何を大事そうに抱えてんの?)


・たく(炊く、ただし、関東で「煮る」意味にも(=広く関西で)使う.。ご飯も 煮物も炊く)
「この魚、焼こか? たこか?」(この魚、焼こうか? 煮ようか?)
※関西料理では、野菜の煮物などは「炊き合わせ」。
(煮汁が濃い)関東風おでんを「かんとだき」と呼ぶこともある。


・だだくさ(粗末に扱う様子)
「だだくさにしたらあかんよ」(粗末にしちゃいけないよ)


・だんない(問題ない、気にするな)
「あんなこと言うて良かったかな」
「だんない、だんない」(大丈夫、問題ない)


・たとむ(畳む)
「洗濯もん、たとんどいて」(洗濯物、たたんでおいて)


・たんねる(訪ねる)
「おじさん たんねて行っといで」(おじさんを訪ねて行って来て)


・ちみぎる(つねる)
「その話したら、となりにおった おっかぁに〔腕〕ちみぎられたわ」(その話をしたら、隣にいた女房に〔腕を〕つねられたよ)


・ちゃう(違う=広く関西で)
「それ、ちゃうでぇ」(それ、違うよ)


・ちゃっちゃと(てきぱきと)
「はようちゃっちゃとやり」(早くてきぱきやりなさ
い)
※名古屋弁では同義で「はよ ちゃっとやりゃあ」


・ちょける、おちょける(ふざける)
「あの子はすぐちょけるでなぁ」(あの子はすぐふざけるからなぁ)
「おいおい、ちょけとったらあかんぞ」(おいおい、ふざけるなよ)


・ちょっこらちょい(簡単)
「それは難しい。ちょっこらちょいにはいかんぞ」


・ちょんちょん(〔鉛筆などの〕先がとんがった様子、東海地区では「と(っ)きんと(っ)きん」)
「鉛筆、ちょんちょんに削っといて」(鉛筆の先をよく尖らすまで削っておいて)


・つくねる(衣服などを乱雑に積み重ねる)
「こんなとこへ つくねとかんと、洗濯機に入れて」


・つべたい(冷たい)

・つる(〔家具などを〕吊りあげて移動させる)
「机いごかすで そっちつって」(机を移動させるから そっち〔の端〕を吊りあげて)
※この「つる」は、かなり独特の表現で標準語ではニュアンスを伝えにくい。
愛知・岐阜などでも広く使われているが、この「つって」を東海地区以外で使って初めて方言であることに気がついた三重県人は多い。


・つるくす(吊りさげる、ぶらさげる)
「こんなとこにつるくしてあるわ」(こんなところに吊り下げてあるよ)


・つむ、つんどる (混雑する、混雑している=元は「詰む」か?)
「今日のバスはようつんどるなぁ」(今日のバスはすごく混んでるね)
「道、ようつんどったわ」(道路がすごく渋滞していた)
※これも三重弁独特の用法か?


・つめる(〔指などを〕挟む)
「ドアに指つめた」(ドアで指を挟んだ)


・~(や)で(ぇ)(~だよ=広く関西で)
「そうやでぇ」(そうだよ)
「それ、ちゃうでぇ」(それ、違うよ)


・~(や)で(~だから=東海・関西で使用)
「写真 写すで、いごくなよ」(写真写すから 動くなよ)
「せやでな、・・・」(だからね、・・・)
=名古屋弁では
「だでね・・・」


・てったい(手伝い)
「昨日は田植えのてったいで えらかったわ」(昨日は田植えの手伝いで疲れた)


・でんち(袖なし羽織、「殿中羽織」の略か、四日市周辺?)


・とごる(溜まる、沈殿する=伊勢湾周辺の独特の方言らしい)
「よう掻き混ぜんと下にとごるに」(よく掻き混ぜないと下に溜ま〔って沈殿す〕るよ)
※これも標準語ではニュアンスが伝えにくい(と三重県人が思っている)表現で、「つって」と同様に他の地域で「自然に」使って 方言だと指摘された三重県人は多い。


・どべ(最下位、ビリ)
「どべになってしもた」(ビリになっちゃった)


・とぼす(ともす=点す の転用)
「電気、とぼしといて」(電気を点けておいて)


・~(し)といな(〔して〕きなさい)
「ご飯やにぃ、はよ手ぇあろといな」(ご飯だよ、はやく手を洗ってきなさい)


・~(し)ときな(〔して〕おきなさい)
「そこへ置いときな」(そこへ置いておきなさい)


・~(し)とる(~している=広く西日本で使う用法だが、標準的な三重県人は「してる」とは言わない)


・どんならん、どむならん(主に子どもが、乱暴・横着な様子)
「あの子は どむ(ん)ならん子や」


・どんど(水の落ちるところ、本来は水が流れるさまを表す古語)


・ながた、ながたな(菜刀=菜切り包丁)


・なっとした(なっとや)(どうした?)
「なっとした? ゆうてみい」(どうしたの?言ってごらん)


・なったらすると(どうにかすると)
「なったらすると直るんやけどなぁ」(どうにかしているうちに直るんだけどね)


・なぶる(触る)
「これは危ないで、素人がなぶったらあかんよ」(これは危険だから素人が触っちゃいけないよ)



・・・・なり(・・・ごと、・・・も一緒に)〔正しい三重弁の使用例を募集中〕



・なんば(とうもろこし、「南蛮黍〔きび〕)」の略で広く関西で使われる)


・~に(ぃ)(接尾語=~だよ)
「あかんにぃ」(だめだよ)


・にぃ(兄、男の子)
「おみとこのにぃ、おっきなったのぅ」(あなたのお子さん、大きくなったね)


・ぬくたい、ぬくとい(温かい)
「まだぬくといわ」(まだ温かいよ)


・ぬくとめる(温める)
「牛乳、ぬくとめよか?」(牛乳、温めようか?)


・ねき(傍=そば、近く)
「あんたの ねき 寄ってもええ?」(あなたの傍に近寄ってもいい?)


・ねじくる、にじくる(こすりつける、塗りつける)
「そんなとこにねじくったらあかん」(そんところにこすりつけちゃだめ)


・ねちっこい(しつこい、粘り強い)
「あいつはかなわんわ、ねちっこいで...」(あいつには困るよ、しつこいから)


・ねぶる(舐める)
「そんなもん ねぶったら汚いがな」(そんな物 舐めたら汚いよ)


・ねぶたい(眠い)


・のぐ(脱ぐ)
「そこへのいどいて、洗うで」(そこへ脱いでおいて、洗濯するから)


・のたる、のたくる(這う)
「へびがのたっとった」(へびが這っていた)
「何や、このミミズがのたくった ような字は?」(何だ、このミミズが這っているような字は?=字が下手なさま)


・はかいく(はかどる、進捗する)
「今日は ようけてったいに来てくれたで、はかいったわ」(今日はたくさん手伝いに来てくれたから はかどったよ」


・はさかる(挟まる)
「歯の間にはさかった」(歯の間に挟まった)


・はしかい、はしこい(①痒い・チクチクする、②すばしこい・知恵が働く)
①「稲こきしたらはしかいわ」(稲こき=脱穀 したら、〔籾殻が衣服の中に入って〕痒いよ)
②「あのガキはしこいやっちゃ」(あの子は知恵が働く子だ=悪知恵の意味が多い/あの子はすばしこい子だ=良くない意が多い)


・ばば(糞、くそ)
「ばば踏んだ」


・はだしか(裸足)


・ばばい(汚い・まぶしい)


・はりあいない、はりやいない(手応えがない、面白くない、やりがいがない)
「一生懸命教えてもすぐ忘れるで はりあいないわ」(一生懸命教えてもすぐ忘れるから やりがいがないよ)


・半時間(30分)
時刻の「○時半」もよく使うが、それほど違和感なく三重県以外でも通じる。この「半時間」は、まず「3時間」に聞き間違えられる。




ーBーは、ここまでメモ

ーCーに続きます煜パー



にゃー静江ドキドキ