2017-04-18号 | 内村鑑三のことば 「一日一生」 など

内村鑑三のことば 「一日一生」 など

内村鑑三氏の著書から引用させて頂き、併せて、日本の四季折々の言葉を少しずつ織り交ぜたブログを綴っていきます。

後世への最大遺物 (76)

 

<第一回>

そういう実業家が今日わが国に起らんことは、
神学生徒の起らんことよりも私の望むところで
ござります。
今日は神学生徒がキリスト信者のなかに

十人あるかと思うと、実業家は一人もないです。
百人あるかと思うと、実業家は一人もない。
あるいは千人あるかと思うと、一人おるか

おらぬかというくらいであります。
金をもって神と国とに事(つか)えようという
清き考えを持つ青年がない。

 

        内村鑑三著 「後世への最大遺物」 より引用

 

 

●maliaの所感

金は天下の回り物、素早く手放すと
くるくる回って名前を変えて手元に
返ってくる。