後世への最大遺物 (74)
<第一回>
ただただわずかに憲法発布式のときに
貧乏人に一万円 …… 一人に五十銭か六十銭
くらいの頭割をなしたというような、ソンナ慈善は
しない方がかえってよろしいです。
三菱のような何千万円というように金を溜めまして、
今日まで …… これから三菱は善い事業をするかと
信じておりますけれども …… 今日まで何をしたか。
彼自身が大いに勢力を得、立派な家を建て
立派な別荘を建てましたけれども、日本の社会は
それによって何を利益したかというと、
何一つとして見るべきものはないです。
内村鑑三著 「後世への最大遺物」 より引用
●maliaの所感
うわべだけの思いは
すぐに見破られる。