どうも、あべかわです。
読者さんのエピソード連載記事
人を呪うママ友
今週のまとめです。
どうぞー！
第56話
あおママがライングループを抜けたことに、黒ママはすぐに気が付いたようで、翌日の幼稚園で話し掛けてきました。
「何で？何か知らない？」
と執拗に聞いてくる黒ママ。
私たちは事情を知っていましたが、教えるわけにはいきません。
事前にみどりママとは口裏を合わせていたので、誤魔化すことにしました。
第57話
あおママがなぜグループラインを抜けたのかと憤る黒ママ…。
私たちはしらを切ります。
黒ママは、とりあえずは
「どうして抜けたのか分からない」
という私たちの言い分を信じたようです。
黒ママとしては、あおママとも仲良くしているつもりだったのかもしれません。
だから、何も言わずにグループを抜けた彼女のことが許せないようでした。
黒ママに原因の一端があるのですが…
そんなことはとても言えませんでした。
第58話
青ママがグループラインから抜けて数日…。
黒ママは私たちと距離を置き始めました。
子供の進級によってクラスが離れ、アポなし訪問も減ったので黒ママとは自然に距離を置くことができました。
あおママの一件で、黒ママは私たちに不信感めいたものを抱くようになったのでしょう。
他のグループと一緒に過ごしている姿を目にするようになり、息子は寂しそうにしていますが、これはこれで良かった。
……と、思っていたのですが…。
第59話
クラスが離れたことで黒ママと話す機会もめっきり減って穏やかな日々を送っていました。
そんなある日、息子を幼稚園に送り届けたところで声を掛けられました。
確か、他のクラスのママだ。
あまり話したことはないのですが、黒ママと行動をともにしている人です。
特に接点はないのに、何の用事だろうと思っていると…。
すぐにピンときました。
きっと、黒ママがらみの話だ。
第60話
あまり交流のない他クラスのママに
「話したいことがある」
と言われ、子供たちを幼稚園に送ったあとに、そのママのお宅に集まりました。
私とあおママみどりママの外に、他クラスママもいました。黒ママと同じクラスのママ達です。
彼女たちはみな一様に複雑そうな表情を浮かべています。
そして、私たちを誘ったママが口を切りました。
私たち全員が思いました。
黒ママ、他のグループでも何かやってる模様…。
あおママは苦い顔です。
第61話
他クラスのママから
「黒ママへの対応に困っている」
と相談されました。
どうやら黒ママはそちらのグループ内でも私たちにしたようなこと（プライベートなことを聞く、他の人に言いふらす）をしていたようです。
さらに、どうやら以前一緒にいた私たちの悪口を言っているらしい。
どうやって離れたのかというと、何となく自然な流れで距離を置けたので具体的な解決策はなかったのですが…
黒ママに困っているという共通の話題があり、皆に不思議な連帯感が生まれていました。
第62話
あおママは上のお子さんの習い事のため、先に抜けることに。
そのあともしばらくお互いの話をして、やがてお開きになりました。
そしてその帰り際、他グループのママが打ち明けてきました。
私やみどりママは、あおママと違って黒ママをあからさまに避けているわけではありません。今の状態は、黒ママのほうから距離を置かれている感じ。
とはいえ絶縁っていうわけでもないし、グループラインを退会して関わりを切る、ぐらいしないと黒ママとの関係を絶つのは難しいように思えました。
そしてその後、どうなったかというと…
恐らく、同じクラスの園ママが黒ママを避けるようになったために、黒ママが孤立している様子を見掛けることが多くなりました。
コミュニケーションには難ありですが、どちらかというと、人と関わりたいタイプの黒ママ。
自分で撒いた種とはいえ、そんな姿を見ていると少しだけ胸のあたりがチクッとするのでした。
続きます！
次回のまとめは
3月3日に更新予定です。
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