ニコン新製品発表会に行ってきた Nikon 1 J1 Nikon 1 V1 誕生!
はい。阿部秀之です!
台風すごかったね。もうちょっとで帰宅難民になるところだった。
さて、昨日9月21日は、ニコンの新製品発表会があった。
デジタル一眼レフのニコンDシリーズ、コンデジのCOOLPIXに続いて、3本目の柱になる新世代カメラ Nikon 1 V1 と Nikon 1 J1 の2機種と4本の交換レンズ、アクセサリー類などがお目見えした。
一眼レフは大きく重いし本格的すぎる。かといってコンデジでは物足りない。そんな人にピッタリのレンズ交換式の小型軽量カメラが、Nikon 1だ。
イメージセンサーのサイズは、1インチ。ニコンではCXフォーマットと命名している。有効画素数は1,010万画素。12bitでのRAW記録に対応する。最高感度はISO3200。約1段(ISO6400相当)の増感設定も可能。
35mm判に換算するときは、2.7倍になる。
特徴的なのは、速さだ。AFは、撮像面位相差AFとコントラストAFの2つを備えたアドバンスドハイブリッドAFシステム。フォーカスポイントは、73点もある。
しかもこのAFが超速くて正確。
世間には、AFの速さをウリにしたカメラで、確かに合焦シグナルはサッと点灯するけど、撮ってみるとピンボケばかり、なんてのもあるようだけど、ニコンはレベルがちがうね。
また連続撮影がスゴイ! AF追従だと秒間10コマ。これは世界最速だ。ピントを固定するなら秒間60コマの速度での連続撮影を可能にしている。
やはりニコンのニコンらしさとは、「圧倒的な速さと正確さ」 これにあると思う。
左がNikon 1 J1 右がNikon 1 V1。1インチのイメージセンサーや画像処理エンジンEXPPED3といった部分は同じなので写りに違いはないけど、J1よりV1の方が上級機で、EVFやメカシャッターを搭載している。
ニコン新製品の期待もちろん、発表会の会場には、ニコンのCFにずっと出演している木村拓哉くんも登場するとあって、会場内は報道陣であふれていた。
でも、事務所の意向で写真掲載はNGだって。手ぐらいならいいか。うは! 木村くん真っ黒。僕と同じような色だ(笑) 木村くん、カッケーかったよ。
さて、J1だけど、凹凸がなくすっきりしたデザイン。手にすっぽり収まる感じ。1インチ以上のイメージセンサーを採用したレンズ交換式デジタルカメラでは、世界最小最軽量というだけあってものすごく小さく軽い。
カラーバリーエーションも5色ある。レンズも同じ色になるってところがポイント高い。このレッド、なかなかいい色だなぁー
ピンクは、3千台の限定らしい。カワイイとコメントをもらったので、画像を追加したよ。
J1は、カラーバリエーションがズラリ。
で、こっちがV1。どっちを買うか迷うなぁ。 オシャレなのはJ1だけど、EVFがあるほうが便利だよね。それにこのEVFとっても見やすい。
V1はカラーバリエーションはなくて、ブラックとホワイトの2モデル。
従来のニコンのマウントは、ニコンFマウント。今回は新しく作られたニコン1マウント。向こう何十年先でも通用する工夫が満載だそうだ。
ムービー用のパワーズームを採用したレンズ。滑らかなズーミングがウリだ。
発表会場で、知人に声を掛けられた。「ニコンもついにミラーレスだしたね。アベさん、ミラーレス嫌いでしょう。どうするの?」
冗談のつもりかもしれないが、アホなやつだ。いまだに僕のいっていることが理解できていない。
今日、ニコンから束になるほどの資料が配られたけど、ニコンは、このカメラをミラーレスとは一言も記していない。もちろん一眼ともいわない。
僕は「ミラーレス一眼」という、意味不明な言葉がイヤなんだ。一眼レフという言葉は、一眼とレフに分かれているわけじゃない。一眼レフでひとつの言葉だ。ミラーがあるから一眼レフで、ミラーがなければ一眼という理屈は成り立たない。
まして、一眼レフから撤退したような状況で、高性能をイメージできる一眼レフにすり寄ったようなネーミングをするなんて恥をしれ!と思うのだ。
いまでもマジでそう思っているよ。
でも、新しいカメラの登場を拒むつもりはない。その時代に合った新しいものが登場するのは当たり前のことだ。
まぁ、実のところ、もしニコンが、うちもミラーレスの市場へ参入します、なーんて言ったら、ニコンとも間違いなく絶交だったと思うけど(笑)
Nikon 1 J1とV1に共通したいくつかの新機能がある。特に感心したのは、モーションスナップショットだ。
これは、1枚の静止画と、わずかにスロー再生の1秒の動画を組み合わせて表現するものだ。
ムービーとはまったく異なる。1秒というのがポイントだ。
これまで写し止めることしかできずに物足りなく感じていたシーンを、こんなに素晴らしく表現できるなんて感激だ。
頭の中で大切な思い出がよみがえったとき、そんな感じに似ている。
まぁー これは、実際に見てもらわないとわからないと思うけど(笑)
波、実った麦畑が風にきらめく、雪、桜の散る様子。そんなシーンにピッタリだ。
YouTubeにもアップできるそうなんで、今後の展開が楽しみだ。
まだまだ、魅力満載のNikon 1 V1 と Nikon 1 J1 、大いに期待してほしい。
追記っす。予想価格と発売日を書くのを忘れていた。
Nikon 1 J1 標準ズームレンズキット(ホワイト、ブラック、シルバー、レッド)は7万円前後。
Nikon 1 J1 ダブルズームキット(ホワイト、ブラック)が9万円前後。
数量限定のNikon 1 J1 ダブルズームキット ピンクスペシャルキットは、9万3,000円前後。
ボディ単体は5万9,000円前後。
発売日は標準ズームレンズキット、ダブルズームレンズキット、ダブルズームレンズキット ピンクスペシャルキットが10月20日。ボディ単体は未定となっている。
さらにニコンFマウントレンズを装着するためのマウントアダプター「FT1」も12月に発売される予定だ。
さらに詳しい情報をお望みの方は、こちら
。ニコンイメージングジャパンのHPへ。