RICOHの新製品 「GXR」の発表会に行ってきた!
はい。阿部秀之です!
11月10日は、リコーの新製品「GXR」の発表会があって出席してきた。
会場のリコー大森事業所本館ホールは、とても広いが満席だ。僕の目の前は、アメリカ人のプレスだった。日本人の茶パツじゃないぜ。
GXRのコンセプトについて熱く語る、パーソナルマルチメディアカンパニープレジデント 湯浅一弘 氏。
レンズ、イメージセンサー、画像処理エンジンをユニット化し、交換するシステムの利点を解説。
またGXRは、あくまでコンパクトカメラであること。リコーが力を入れているキャンディットフォト文化を支援するカメラであることを力説した。
世界最小のユニット交換式カメラシステムの誕生だ!
実は僕は、試作品ながら、すでにテスト撮影している。そのレポートは、11月20日発売の月刊カメラマンに、実写も含めて4ページ掲載される。ぜひとも読んでほしい。
このブツ撮りは、そのレポート用に僕が撮ったもので、試作品のためグリップの仕上げなど、製品と一部異なるところがあるのでご理解いただきたい。
レンズ+イメージセンサー+画像処理エンジンで1つのユニットになる。レンズユニットではなく、カメラユニットと命名している。
ボディのマウント部分(左)と、カメラユニットのマウント部分。どちらも密閉されていて、ゴミなどが入り込む心配はない。接点は、コネクターになっている。着脱は簡単だが、カチッと決まる。信頼性は高い。
左は、24-70mmF2.5ー4.4VCレンズと、1/1.7型 約1000万画素CCDを搭載したカメラユニット。
右のボディに装着されているのは、50mm F2.5マクロレンズと、APS-Cサイズ 1230万画素CMOSセンサーを搭載したカメラユニット。
この大きさのカメラで、APS-Cサイズの撮影ができるのは有り難い!
液晶ビューファインダーは、約92万ドットで高精細。見栄えはとても良い。
24-70mmレンズには、GXで評判のウルトラセブンに出てくるようなレンズキャップも用意されている。
ユニットは、カメラだけでなく、さまざまなものが考えられる。たとえば、ストレージユニットとか、プロジェクターユニットとかね。今後の展開が楽しみだ。
価格はボディーが、約50,000円。50ミリ APS-Cカメラユニットが、約75,000円。24~72ミリ 1/1.7型カメラユニットが、約40,000円。液晶ビューファインダーが、23,100円。発売は12月上旬を予定している。
それにしても、「ユニット一眼」とか言わないところがリコーっていいぞ!
パナソニックもオリンパスも、一眼レフでないのに、「ムービー一眼」だとか、「マイクロ一眼」といった言葉を使って一眼レフにすり寄っている。
曖昧にして一眼レフブームに潜り込んでやろうって空気に満ちている。
パナソニックもオリンパスもカメラは良くできているけど、僕はその姿勢が嫌いだ!
その点、リコーは素晴らしい。すり寄るどころか、あえてGXRはコンパクトだ。一眼レフとは、違うんだと言っている。
この信念。この情熱。筋がピシッと通っている。さすがは、僕が好きなメーカーだけある。
GXRについて、詳しいことを知りたい人は、リコーのHP、こちら
へ。
レンズの描写、使った感想などを知りたい人は、月カメ12月号へ。テヘヘ♪
では!
追記 11月11日
製品版のグリップ写真をアップするね。試作品はツルツルだったけど、製品版は皮シボふう。指にピタッと張り付く感じで、ものすごくフィット感が良いよ。
以上っす。