ニコンD90 発表!
はい。阿部秀之です! 偶然にもカメラの話が2日続いちゃうけど(笑)、ニコンからD90が発表になった。
もちろん僕はもうガンガン撮っていて、その出来映えの良さは、大人気のD80の後継機と納得できるものだ。
すでに話題になっている世界初のDムービーは、ニコンの新しいチャレンジだ。ピントがMFになるんで、あちこち動き回る動体を撮るのには、テクニックがいる。たとえば運動会とかだな。でも、それはビデオでやってくれ。そういう動体撮影が目的ではないんだ。
これからの季節、紅葉がハラハラと落ちていく。稲が実った田んぼは、風が吹くとキラキラとうねる。夕陽の中で踊るススキ。冬になれば雪が降り、春になれば桜が散る。こんな静止しているのに動くシーンってあるよね。「静の中の動を録る」 それがDムービーの求めるところだ。
いままではこういったシーンでは、スローシャッターで、ブラして動感を得ていたけど、うまく表現できたかな。見事に撮ったぜというときもあったけど、いまいち動感が伝わらないときもあっただろう。動画で撮りたいと思ったことないかい? 僕はあるよ。ほんの少し、数分の動画でいいんだ。Dムービーは、それを叶えてくれる。
しかも、ビデオでは無理だった、超広角、超望遠、大口径レンズ、魚眼、なんでも使える。イメージセンサーのサイズがビデオより圧倒的に大きいから画質がちがう。ハイビジョンだって撮れるんだ。この新機能を、みんなもぜひ、試してほしい。一眼レフに動画は必要ない!なんて言っていると進歩がないぞ(笑)
ちなみにDムービー録画中はMFになるけど、Dムービーはライブビュー中にOKボタンを押すと録画を始める仕組みだ。つまりスタート時点ではコントラストAFが働いているから、さほど不自由ではない。またDムービー録画中でもシャッターボタンをレリーズすれば、いつでもスチルに切り替わるので、決定的な瞬間を逃すことはない。あくまでもスチル優先。一眼レフだからね。ニコンらしい発想、いいでしょ。
あっ、せっかくのニューモデルなのに、残念なお知らせもある。今回はニコンデジタルライブはなしなんだ。D700は東京と大阪しかなかったから、つぎは名古屋、福岡、仙台、札幌と期待してくれた人もいると思う。ごめんねー また今度だぜ!
D90のことを詳しく知りたい人は、ニコンイメージングジャパンのHP こちら へ。