暖かくなると研究室のドアを開けっ放しにしています。開けっ放しにしているからといって仕事をしていないわけではありません。
 
 さて、理由はさまざまなのでしょうが、この時期、研究棟をうろちょろする学生さんたちを見かけますし、直接見ないまでも廊下を歩く気配から『学生さんが誰か先生を探しているな』と感じます。

 「あのー、今度新しく来た先生にはまだ部屋はないのでしょうか?」
 突然、廊下から声が聞こえてきました。見れば、男子学生が二人、体は廊下に、開け放たれたドアのところに顔だけ出して質問してきました。
 「先生の名前は?」
 「○○先生です。」
 時々、非常勤の先生を探す学生さんがいますので念のため名前を聞くと、たしかにこの4月に赴任してきた先生の名前です。
 「ああ、その先生なら研究室はありますよ。」
 「見つからないんですが。」
 勤務先には、研究棟1階に各階の「住人」の名前が記載されたボードがありますが、その学生さんたちはそれを見逃して、各階を探し回っていたのかなと思い、手元にあったスタッフの名前が一覧にされた広報誌を広げて、探してあげることに。
 ところが、一向に見つかりません。
 『おかしいな』と思いつつ、「うーん、どうもこれには載ってないみたいですね。」
 
 そこまでいうと、
 「そうですよね、1階のボードにところに名前が無かったものですから。」
 オイオイオイ。
 1階のボードに名前が無ければ、各階を探したっているはずないじゃないの。
 ちなみに、別の棟の「入居者」を見ても名前が見あたりませんでした。
 ○○先生、どこに住んでいるのでしょうかねぇ。(笑)