●ムハンマドギーザ


上田さんが仲介してくれた、ダフ叩きでタブラ職人。とにかく真面目で信頼できる男。値段も適正。色、大きさ、重さ、全てフルオーダー可能。扱い易い軽めのダフを1枚作ってもらったが、音と重さのバランスがめちゃめちゃよい!

●アミールエザット


音大の教職につきながらタブラも造り、尚且つ綺麗な奥さんが2人もいる、まさに三足の草鞋を履く男。細部の造りにまでかなりのこだわりを持ち、ハサンアブデルミギードの皮貼り技術を指針にしている皮タブラのクオリティが特に素晴らしい。今回は魚皮ブルーシェルのレクを購入。


●イサームトルキー


とにかく強烈な個性。芸術が爆発している。
そして彼の造るタブラ。。。工房まで行くのも大変だし値段もずば抜けて高いので、今後日本でもプレミア化していきそうな気がする。今回は濱ちゃんに依頼されていたソンバーティを購入。次回は自分のも欲しい。

ここまで楽器の話をしてきたが、エジプト人の音楽を聞いていてまず1番に感じる事、それは音楽は楽器からじゃなく、その人間から生まれてくる、という事。結局どんなタブラを使っていても、その人自身から出てくる音に大差はないと感じる。どんなにしょぼいタブラでも、むしろ段ボール箱でもよい、めちゃくちゃいい音出せるような奏者になれたらよいなと改めて思った。