「フラワーシート」というとお花の
印象を強くもたれる方ががいらっしゃると思いますが、同じ発
音でも「粉」のことでお花とは何の関係もありません。
フラワーシートは和製英語です（キッパリ）。こんな英語は
どの辞書を探しても出てきません。イーストフード（発酵促進
剤）と同じく造語です。
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よく皆様がパン屋さんに行くと、「紅茶が巻いてあるんだ
って」とか、「凄い！オレンジをたくさん使っているみたいよ」
という声を耳にします。
フラワーシート専門の業者のホームページを見てみますと
ガトーショコラ・シート、コシアン・シート、カスターシート
チョコレートシート、メープル味シート、ビターチョコレート・
シート、カナディアンメープル・シート、プレミアムコーヒー・
シート、北海道牛乳シート、カマンベールシート、クラシックチ
ョコレートシート、ビターキャラメル味シート、あまおうイチゴ
シート、蜂蜜レモン味シート、香る宇治抹茶シート、高原バナナ
シート、沖縄黒糖入りシート、鹿児島紫芋アンシート、ブラウン
マロンシート、・・・・・
またカスタードクリームの項には、
ジャージ牛乳かスター。純生クリーム。ワンモアミルクフラワー。
他２０種類。
そしてまた「カレー」の項には、
ごろり具材の美味しいカレー。香りきわまるスパイスカレー。
ホテルカレー。ビーフと香りのこだわりカレー。他十種類以上。
以上挙げた製品はみんな「粉」を使っているものです。「粉」
だけではありません。「アミノ酸等」を使用しています。
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真っ当なところではカスタードクリームを作るのに、協働学舎牛
乳そしてノンベクレルの卵、フィジーのジャングルの中にまで入
って頂いてきたヴァニラビーンズを使用します。そして鍋の前に
つきっきりで約４０分。熱い鍋を前に格闘しております。
カレーにしても１６種類のスパイスを炒めるところから始め
ております。上記に書いてあるようなシート類、「出来合い」の具
材は一切使用しておりません。
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要するに今のパン屋さんたちが、商品種類の多さを求めたが
為に「フラワーシート現象」が起きてしまったのです。そして特
にオープンケース（セルフでトングでとる）のパン屋さんには商
品の原材料表示の義務はありません。
国民を舐めまくる 日本のお役所は、「第一次原材料に予め含有され
ているものは、特にその表示の必要なし」と定めてくださってお
ります。
つまり「出来合いの具財」を使用しているようなパン屋さん
では、「放射能検査」どころか防腐剤、乳化剤、増粘剤、安定剤、
香料、着色料、保存料・・・使い放題、なのです。